ヴォイスコイル径が同じでデュアルコーンなんで一見同じに見えますが明らかに違う
![イメージ 1]()
クロスエッジが特徴的な『BG20』、コーン紙表面に加工が施されて角度はやや深めになる
クロスエッジが特徴的な『BG20』、コーン紙表面に加工が施されて角度はやや深めになる
『BG17』はフィックスドエッジなのに対し、『BG20』はクロスエッジとなっており違います。 フレーム前面のガスケットも『BG17』はパルプの分割に対し『Visaton BG20』はラバー一体型。 『BG17』のfoは120Hzと高く中高域にタイプ、『BG20』は38Hzと低く量感のある低音の再生が可能。 『BG17』のコーン紙は軽く浅めに作られ、『BG20』は頑丈で深めに作られており傾向が異なる。
浅めのコーン紙形状、軽そうなフィックスドエッジとコーン紙で高域まで伸びている
![イメージ 2]()
低音と高音が必要無ければ、サブコーンを外すともっと良い音になりそうだけど?
低音と高音が必要無ければ、サブコーンを外すともっと良い音になりそうだけど?
『Visaton BG17』なら外形寸法 300×400×200mm(WHD)内寸270×370×170mm(WHD)内容積17ℓ程度? 低域の量感を増すため大きめのバスレフポートを2つ設け、ダクト長60mmで約120Hzで共振させる。 低域の量感を増すのはこの位、それ以上を望むならこのユニットは使いません、高域も同様です。 これに高域を望むより、中域の音を良くしたい…デュアルコーンのサブコーンは邪魔ものですね。
『Visaton BG17』の周波数/インピーダンス特性 foは高いがインピーダンス上昇は小さい
![イメージ 3]()
これなら敢えてバスレフにしなくてもそれなりの低音は出そう…飽く迄もそれなりだけど
これなら敢えてバスレフにしなくてもそれなりの低音は出そう…飽く迄もそれなりだけど
リスニングルームが広ければ…サブロク板1枚にこれを一つだけ取り付ける、低域を伸ばすなら… やっぱり背面開放かな?これで干渉する周波数を下げ、低音の増強効果を狙う…背面の壁は重要! そこ迄の余裕は無いから、普通にバスレフ型になってしまうのかな?スペース的に余裕が有れば… バックロードホーンも有りだが、それならもっとエンクロージャ容積を大きくするかな…同じ位。 そこ迄の大きさは無くても、460×715×450mm(WHD)内寸は418×673×408mm(WHD)t21なら115.325ℓ 6.5inch(16cm)φ1本には充分、t15なら同じ外形で内寸は430×685×420mm(WHD)で123.711ℓですね。 ここ迄の容積だと75mmφのダクトを3本にし、ダクト長を50mm迄に切り縮めても精々60Hz程度です。 もはやバスレフポートは不要、密閉型でもfocは55Hzを下回ります…Vasの8.2ℓが本当は適正値かも。 なら8.2ℓのエンクロージャ容積ってどの程度?奥行きを200mm取り、幅も200mm取ると高さは205mm。 殆どキューブ型になってしまいますから、奥行きを140mm、幅を195mmにすると高さは300mmになる。 これをt15で作ると225×330×170mm(WHD)になり、かなりコンパクトなエンクロージャに収まるが。 ユニットの外形が165mmだから余裕は無い、バスレフ型にするなら75mmφ85mmのダクトで121Hzだが。 全高が330mmで全幅を200mmに、奥行き195mm程度なら、Vas8.2ℓに対しエンクロージャ容積は8.415ℓ。 この時の内寸は170×300×165mm(WHD)で、50mmφでダクト長70mmのダクトを2つ設ければ122.4Hzに。