当時作成したエンクロージャの図面、違いは一目瞭然でバスレフポートの大きさと方向ですが
オリジナル『NS-500』は、外形寸法 335(W)×610(H)×338(D)mmの約69ℓクラス、重量 19.3kgです。 内容積は293(W)×568(H)×296(D)mmの49ℓクラスで、バランスの取れた市販のスピーカーですよね。 『NS-500改』はt25type1を使用、外形寸法 450(W)×700(H)×450(D)mmの140ℓクラス、重量 約40kg。 内容積は400(W)×525(H)×400(D)mmの84ℓクラスで、容積は70%増加しており量感が増加しています。 ダクト断面積(角)は400cm2でオリジナルの約8倍ですが、共振周波数は49.56Hz付近になってます。 有効振動板面積とほぼ同じか、やや大きめのダクト断面積で、90度折り曲げる事で抜けを調整した。
最近はバスレフポートを背面に配置する事が有るが、ポートの出口は出来れば開放したいから
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市販スピーカーの場合、箱に対し出来る限り大きなユニットを容れ、ほぼユニットの音だけですが… 一部の大型・高級スピーカーで無ければ、余裕の有るエンクロージャ容積を確保するのは難しいが。 自作するならどんなに大きな箱でも自由、空間や置き場所の強度に問題無ければ大きめの箱が良い。 10inch(25cm)φのウーファユニットに対し、エンクロージャ容積の70~80ℓ程度は確保したいが。 JBL LE8Tを容積120ℓのエンクロージャに収めるとか、密閉型で大容量が必要ならば確保すれば良い! オーディオは飽く迄も趣味の世界だから個人の自己責任、どんな事でもしていけない事などは無い。
到底当時の儘で原型を保っているとは思えず、最低でもエッジの張替は必須でしょうからね
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『NS-1000M』のトウィータユニットに較べ、割と下まで伸びた『NS-500』のトウィータは音も違う。 『NS-1000M』のトウィータが細過ぎる位繊細なのに較べ、『NS-500』のトウィータの音には色艶が… トウィータ領域ではそれ程音色の違いは感じられないが、スコーカ領域では明らかに音色が異なる。 高く迄伸びた『NS-500』のウーファは、ボビンの銅センターキャップが独特の音色を奏でていた様。
トウィータも上級機『NS-1000M』と同じでは無い筈、周波数帯域や大きさも明らかに違うから
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