プロ用だけあって張りのある音色、ユニットの能率も充分高く特性も音色に関しても申し分無いが… 復調を果たした本来のウーファユニット、『CORAL 10L-60B』がこのエンクロージャに合っていた。 スコーカを『JBL 2105H』から『JBL 2105H』にリコーンし、音の鮮度が上がった事も一因になった。 なので一旦はリコーンした『faitalPRO 10FE200』ですが、これの有効利用方法を考える事にする。
音色で気になったのは音の軽さ、鮮度は良かったがもう少し締まった音の方が好みだったから
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単一ユニットでの特性は割と近い? CORAL 10L-60B faitalPRO 10FE200 インピーダンス: 8Ω 8Ω 再生周波数: fo〜5kHz 50Hz~4.5kHz 許容入力: 30W/60W 150W/300W 出力音圧レベル: 94dB/W/m 96dB/W/m 最低共振周波数: 28Hz 53.4Hz 有効振動半径(a): 10.7cm 10.28cm 振動系等価質量(mo): 33g 24.5g Qo 0.33 0.7 重量 4.5kg 2.2kg Vas: 53.4ℓ 大きく異なってるのは最低共振周波数の 28Hz と 53.4Hz、振動系等価質量(mo)も 33g と 24.5g。 それにQoが 0.33 と 0.7 と大きく異なり、ついでに重量も 4.5kg が 2.2kg と半分以下ですから… 音色に大きく影響してるのは振動系等価質量(mo)とQo、感覚的に低音が軽く柔らかく感じますね。 moが3分の2だから当然音は軽くなるし、Qoが2倍以上だから当然低域のダンピングは弱くなります。 それらをエンクロージャだけで埋めるのは難しいが、振動系等価質量(mo)が足りないのは増やす。 単に振動系等価質量(mo)を増やすのでは、益々Qoが大きくなり音のキレが悪くなってしまうから…
そこで振動系等価質量(mo)を増やす考えたのは、今度は一気にユニットを4倍に増やす事ですが
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ユニット一つでは24.5gしか無くても4つあれば98g、15inchウーファ同等になりますから充分です。 本来エンクロージャはVas:53.4ℓの4倍で213.6ℓは欲しい処、現状のエンクロージャが60ℓ以上だし。 600×950×500(WHD)エンクロージャで容積222.75ℓ、バスレフポートの容積を考慮しなければ(笑) 4つのユニットを一つのエンクロージャに収め、シリパラ接続し振動系等価質量(mo)とQoを改善。
4つのウーファユニットの中心にトウィータを配置、音の繋がりを1点に集中させる効果を狙う
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出力音圧レベルが96dB/W/mのウーファユニット4つ使用で、出力音圧レベルは102dB/W/mになるから。 2Way構成としても使用するトウィータユニットはそれ以上必要、クロスオーヴァ周波数は2kHz以上。 ▼ Pyle PDBT45 【ホーンツイーター】 インピーダンス:8Ω 再生周波数帯域:1.5kHz~20kHz 出力音圧レベル:104dB 入力:100W/400W 重量:1545g これがクロスオーヴァ周波数2kHzに耐えられるかは疑問、2.5kHz程度に落ち着くのかも知れません。