そこで使用したのがこれ↓
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型番 CORAL 10L-60B \14,000(1台、1980年頃) 解説 2ウェイや3ウェイ構成に最適な25cmコーン型ウーファーユニット。 機種の定格 方式 25cmコーン型ウーファー 公称インピーダンス 8Ω プログラムソース入力 60W 最低共振周波数 28Hz 再生周波数帯域 fo~5kHz 出力音圧レベル 94dB/W/m 総磁束 160,000maxwell 有効振動半径(a) 10.7cm 振動系等価質量(mo) 33g Qo 0.33 重量 4.5kg
実はこのユニット、かなり優秀で… 公称インピーダンスが普通の8Ωなので、扱いが非常に楽だと云う事 プログラムソース入力が60Wもあれば、4発ドライブで100dB/W/mなら充分大音量 最低共振周波数も28Hzなのでふつうに低音が期待でき、周波数特性が気にならない 再生周波数帯域が fo~5kHzと中域も充分伸びており、中音のハリや量感にも期待 出力音圧レベルが 94dB/W/mなら2発で+3dB/W/m、4発は+6dB/W/mで100dB/W/m 総磁束が 160,000maxwellと大きく、効率よりも制動力が期待できる。 有効振動半径(a)が 10.7cmで、振動板の面積は15inch(38cm)ウーファの約半分 振動系等価質量(mo)は 33gで、振動系の質量は15inch(38cm)ウーファの4分の1 Qoが 0.33と云うのも充分にレスポンスが早い事を示しています 重量 4.5kgは重過ぎず軽過ぎず、振動系の質量に見合った重量とも云えますね
同様の理由で中域に使用したのがフルレンジのこれ↓
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型番 CORAL 4A-70 \6,900(1台、1980年頃) 解説 A70シリーズの10cmコーン型フルレンジスピーカーユニット。 4A-70では磁気回路にアルニコマグネットを採用しており、磁束密度の向上と磁束分布の均等化を図ることでコーン紙の能力を引き出しています。 また、インピーダンスは3種類のバリエーションが揃えられていました。 コーン紙にはコーラル独自のハードネス処理が施されており、質量や弾性率を改善しています。さらに、コーン中心部にはスーパージュラルミンを用いたドームラジエーターを搭載しています。 エッジには特殊な制動剤でコーティングされたコルゲーションエッジを採用しています。 機種の定格 型式 10cmコーン型フルレンジユニット 公称インピーダンス 8Ω プログラムソース入力 40W 最低共振周波数 85Hz 再生周波数帯域 fo~20kHz 出力音圧レベル 90dB/W/m 磁束密度 11,000gauss 総磁束 75,000maxwell 有効振動半径(a) 4.45cm 振動系等価質量(mo) 2.7g Qo 0.42 重量 1.1kg
型式 10cmコーン型フルレンジユニットで、非常に素直なユニットです。 公称インピーダンス 8Ωは使いやすいし プログラムソース入力 40Wは充分な入力です。 最低共振周波数 85Hzはフルレンジで、考えても優秀です。 再生周波数帯域 fo~20kHzと上の方も伸びています。 出力音圧レベル 90dB/W/mはこの大きさで考えた場合でも優秀です。 磁束密度 11,000gaussはアルニコを使用した事だけは有ります。 総磁束 75,000maxwellも必要充分ですよね。 有効振動半径(a) 4.45cmでスコーカーに活用しようかと有効振動板面積を稼ぎます。 振動系等価質量(mo) 2.7g振動系の質量を抑えます。 Qo 0.42と反応が早いのも長所ですね。 重量 1.1kgはそこそこ振動系の質量を抑えるのに有効です。
同様の理由でお世話になったトゥイーターのこれ↓ ![イメージ 3]()
型番 CORAL HD-60 \5,900(1台、1970年代中期頃?) \6,400(1台、1980年頃) 解説 ハードドーム型のスーパートゥイーター。 ダイアフラムには厚さ18ミクロンの超薄膜スーパージュラルミンに精密熱処理を施したものを採用しています。 ボイスコイルは軽量化を図るため高導電率アルミ合金のリボン線を採用しており、磁気ギャップ部において空間占有率を大きくとれるエッジワイズ巻きにしています。 イコライザーには広拡散型イコライザーを採用しています。 角型硬質ジュラルミン製パネルを採用することで共振を防いでいます。 また、外観はヘアライン加工後に特殊処理を施すことで、素材の持つ美しさを引き立てています。 外観寸法図 周波数特性 機種の定格 方式 ハードドーム型トゥイーター ダイアフラム 20mmφハードドーム型 インピーダンス 8Ω 最大入力 50W(8kHz以上、12dB/oct以上) 音圧レベル 96dB/W/m(ユニットレベル) 再生周波数帯域 8kHz~40kHz クロスオーバー周波数 8kHz以上(12dB/oct) 磁束密度 13,000gauss 最大外形寸法 幅95×高さ95×奥行35.4mm 重量 0.4kg
外形寸法は極力小さくするも、最低限の容積を確保しなくてはなりません。 こうして導き出した寸法は 600×950×500(WHD)で、バスレフ型としました。