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Channel: 浅き夢見し…
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昔ね…

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30年以上も前の事、趣味でスピーカーを弄ってたが?


ふと気になったのが、100dB/Wってどんな音なんだろうって疑問!




単純に1Wの入力で100dBの出力音圧レベルが得られると云う事♪


貧乏なので高級品は使えない、そこで自作にチャレンジしました。




そこで使用したのがこれ↓
イメージ 1



型番
CORAL 10L-60B	\14,000(1台、1980年頃)

解説
2ウェイや3ウェイ構成に最適な25cmコーン型ウーファーユニット。   

機種の定格	  
方式	25cmコーン型ウーファー
公称インピーダンス	8Ω
プログラムソース入力	60W
最低共振周波数	28Hz
再生周波数帯域	fo~5kHz
出力音圧レベル	94dB/W/m
総磁束	160,000maxwell
有効振動半径(a)	10.7cm
振動系等価質量(mo)	33g
Qo	0.33
重量	4.5kg



効率、周波数特性も良好、moも小さめで実はこれも狙いの一つ。


このユニットを片側に4本、直並列し公称インピーダンスは8Ω!




実はこのユニット、かなり優秀で…

公称インピーダンスが普通の8Ωなので、扱いが非常に楽だと云う事

プログラムソース入力が60Wもあれば、4発ドライブで100dB/W/mなら充分大音量

最低共振周波数も28Hzなのでふつうに低音が期待でき、周波数特性が気にならない

再生周波数帯域が	fo~5kHzと中域も充分伸びており、中音のハリや量感にも期待

出力音圧レベルが	94dB/W/mなら2発で+3dB/W/m、4発は+6dB/W/mで100dB/W/m

総磁束が	160,000maxwellと大きく、効率よりも制動力が期待できる。

有効振動半径(a)が	10.7cmで、振動板の面積は15inch(38cm)ウーファの約半分

振動系等価質量(mo)は	33gで、振動系の質量は15inch(38cm)ウーファの4分の1

Qoが	0.33と云うのも充分にレスポンスが早い事を示しています

重量	4.5kgは重過ぎず軽過ぎず、振動系の質量に見合った重量とも云えますね



この4発をマトリックスに並べ、1発のスピーカーにみたてます。


これでほぼ60cm角のバッフル板が必要、エンクロージャを設計!




乱暴な話、このウーファにトゥィータを付けただけで良かったが…


中高域は少し絞まった薄めの音の方が好みなのでスコーカー追加♪




同様の理由で中域に使用したのがフルレンジのこれ↓
イメージ 2



型番
CORAL 4A-70	\6,900(1台、1980年頃)

解説
A70シリーズの10cmコーン型フルレンジスピーカーユニット。

4A-70では磁気回路にアルニコマグネットを採用しており、磁束密度の向上と磁束分布の均等化を図ることでコーン紙の能力を引き出しています。
また、インピーダンスは3種類のバリエーションが揃えられていました。

コーン紙にはコーラル独自のハードネス処理が施されており、質量や弾性率を改善しています。さらに、コーン中心部にはスーパージュラルミンを用いたドームラジエーターを搭載しています。

エッジには特殊な制動剤でコーティングされたコルゲーションエッジを採用しています。

機種の定格	 
型式	10cmコーン型フルレンジユニット
公称インピーダンス	8Ω
プログラムソース入力	40W
最低共振周波数	85Hz
再生周波数帯域	fo~20kHz
出力音圧レベル	90dB/W/m
磁束密度	11,000gauss
総磁束	75,000maxwell
有効振動半径(a)	4.45cm
振動系等価質量(mo)	2.7g
Qo	0.42
重量	1.1kg



ウーファにトゥィータを付けただけで両方の特性が繋がるんだが…


中高域を少し絞った感じに大人しいめにネットワークを設定した♪




型式	10cmコーン型フルレンジユニットで、非常に素直なユニットです。

公称インピーダンス	8Ωは使いやすいし

プログラムソース入力	40Wは充分な入力です。

最低共振周波数	85Hzはフルレンジで、考えても優秀です。

再生周波数帯域	fo~20kHzと上の方も伸びています。

出力音圧レベル	90dB/W/mはこの大きさで考えた場合でも優秀です。

磁束密度	11,000gaussはアルニコを使用した事だけは有ります。

総磁束	75,000maxwellも必要充分ですよね。

有効振動半径(a)	4.45cmでスコーカーに活用しようかと有効振動板面積を稼ぎます。

振動系等価質量(mo)	2.7g振動系の質量を抑えます。

Qo	0.42と反応が早いのも長所ですね。

重量	1.1kgはそこそこ振動系の質量を抑えるのに有効です。



同様の理由でお世話になったトゥイーターのこれ↓ イメージ 3



型番
CORAL HD-60	\5,900(1台、1970年代中期頃?)
\6,400(1台、1980年頃)
解説
ハードドーム型のスーパートゥイーター。

ダイアフラムには厚さ18ミクロンの超薄膜スーパージュラルミンに精密熱処理を施したものを採用しています。

ボイスコイルは軽量化を図るため高導電率アルミ合金のリボン線を採用しており、磁気ギャップ部において空間占有率を大きくとれるエッジワイズ巻きにしています。

イコライザーには広拡散型イコライザーを採用しています。

角型硬質ジュラルミン製パネルを採用することで共振を防いでいます。
また、外観はヘアライン加工後に特殊処理を施すことで、素材の持つ美しさを引き立てています。
  
外観寸法図
周波数特性  

機種の定格	 
方式	ハードドーム型トゥイーター
ダイアフラム	20mmφハードドーム型
インピーダンス	8Ω
最大入力	50W(8kHz以上、12dB/oct以上)
音圧レベル	96dB/W/m(ユニットレベル)
再生周波数帯域	8kHz~40kHz
クロスオーバー周波数	8kHz以上(12dB/oct)
磁束密度	13,000gauss
最大外形寸法	幅95×高さ95×奥行35.4mm
重量	0.4kg



外形寸法は極力小さくするも、最低限の容積を確保しなくてはなりません。

こうして導き出した寸法は 600×950×500(WHD)で、バスレフ型としました。



ウーファ同様スコーカーも4発使用し、トゥィーターは1発のみ。


スコーカー無しで良かったが…繋がりが良かったかも♪


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