実はAH-501の様なセクトラルホーンには思い入れが有り、昔から欲しかったユニットなんですが… 偽物のプラスティック製でもドライバーユニットが高価でなかなか手が出なかったんですよね。 昔はCORALとFostexが競って様々なユニットを開発し、比較的安価に世に出していたんですが… 突然CORALが撤退し、今となっては入手困難になってしまいました…あの生産設備は何処へ? フルレンジは扱い易く、何と云ってもエンクロージャに納めて接続すれば使えますがマルチは? 基本的にクロスオーバーネットワーク(ディバイディングネットワーク)が必要になります。 各々のユニットの使いたい周波数帯域を残し、それ以外の帯域を減衰させ別のユニットで鳴らす。 それぞれの美味しい処取りをするため、これはかなり高価な部品になりますから痛い出費です。
ディバイディングネットワーク
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CORAL NW-Series Dividing Network
CORAL NW-Series Dividing Network
NW-500 :\29,000(1個、1980年頃) NW-800 :\27,500(1個、1980年頃) NW-1200 :\12,500(1個、1980年頃) NW-7000 :\29,500(1個、1980年頃)
解説 コーラルプロシリーズの各ユニットに適合するよう特別に開発された最高級ディバイディングネット ワーク。 機種の定格 型式 ディバイディングネットワーク 型番 NW-500 NW-800 NW-1200 NW-7000 回路構成 ハイパス、ローパス 12dB/oct クロスオーバー周波数 500Hz 800Hz 1.2kHz 7kHz 適合インピーダンス 8Ω 最大入力 200W 外形寸法 (幅×高さ×奥行) 310×115×220mm 310×100×220mm 310×90×220mm 220×87×150mm 重量 4.1kg 4.1kg 2.8kg 1kg 流石に若い頃はこれにこれだけの金額は掛けられませんから、仕方なく自作する事になったけど? 今となっては設計データが残っていません、あれだけ頑張って計算して設計したのに勿体無いよね。