デザイン的な好き嫌いも有るし、音楽の好みも有りますから完璧なものは無い?
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一番代表的なのはコーン型ですが、これは低音が得易い特徴が有ります。
一番代表的なのはコーン型ですが、これは低音が得易い特徴が有ります。
コーン型で低音を得るのにエンクロージャが有りますが、これのチューニングが実は大変なんです。 様々なパラメータがあり、それぞれに対して定量的な基準が無い…好みも有り商業的な制約もある。 一番一般的なパラメータとしては『fo』や『Qo』が有り、他には『mo』や『Vas』を参考にします。 この『Vas』で必要なエンクロージャ容積を判断するのですが、どの位が良いのかは何処にも無い。 辛うじて『Vas』の2倍以上のエンクロージャ容積が必要と云われてるだけ、非常に曖昧なものです。 密閉箱に収めてしまえば、それが『Vas』の2倍以上のエンクロージャ容積なら特に問題無いのかも。
今日聴いてるのはこれ ↓ ↓ ↓ 『その愛に/広谷順子』
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では他のパラメータはと云えば、主にバスレフポートチューニングの様な場面で使用する事になる。 とは云えここにも明確な基準は無く、市販品の場合は使用ユニットの有効振動板面積の20~25%程。 ある人が行った実験では、有効振動板面積の50~150%の時の音質が良く…容積も『Vas』の30倍が! 勿論一般的なバスレフのポートチューニングでは有り得ない気がしますがサイドポートバスレフは… 50~200%程度が簡単に出来てしまう、大きなポートの断面積が簡単に得られる上デザイン的にも。 逆に使用ユニットの有効振動板面積に対して、50%以下に設定する方が難しいとも云えますけどね。
それとこれ ↓ ↓ ↓ 『ブレンディー/広谷順子』
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この共振周波数自体にも明確な基準が無いため、様々なチューニングの仕方が存在してますからね。 そこでユニットの『fo』が60Hz以上の場合を考えてみると、低音が出ないためバスレフが必要です。 ならば『fo』÷√2を共振周波数とすると、その場合凡そ『fo』÷√3辺り迄再生可能周波数になる。 逆に『fo』が低い場合『fo』×√2を共振周波数とすると『fo』×√2辺り迄再生可能周波数になる。
それ以外にデザイン的な好みも有りますよね、私は個人的に縦横(幅と高さ)の比率は1:√3が好き。 特性的には『fo』や『Qo』、『mo』は値が小さい方が好きで…有効振動板面積の大きなユニットが! と云っても現実にはリスニングルームの制約で、10inch(25cm)φ~12inch(30cm)φが限界ですけど。 小さい方では3.5inch(8cm)φ~8inch(20cm)φのフルレンジも好きです、それぞれに特徴が有って。