大幅に補修するなら、現状のエンクロージャを組み直して改造するしか有りません
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最大限に頑張って拡張したとしても85.272ℓが限界…これから更に各構成部材の容積を考慮すると? これからユニット容積やバックキャビティ、補強材にバスレフダクト容積を差し引き10ℓ以上減少。 現状はウーファのユニット容積が0.2ℓ、バックキャビティが6ℓにバスレフダクトが1.75ℓ×2ですが。 それに側板の補強桟の0.6ℓを加えると10.3ℓを超えるため、実質的には約75ℓと云った処ですけどね。 これは現状のCORAL 10L-60Bに丁度良いサイズ、共振周波数を38Hzにして振動板有効面積の30%に。 12inch(30cm)φだと推奨エンクロージャ容積の上限に満たず、必然的に10inch(25cm)φになります。
目標はこの出力波形の破線部分、組み直した際にキッチリと接着し、取り付け穴も強化する
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以前はキッチリ締め付けられていた、ユニットの取り付け部のネジ穴も材質疲労により脆くなった。 ネジが効かなくなってしまったから、従来の側板をバッフル板と背板に…新たに側板を作成します。 これにより側板だけを新規に作成すれば良く、購入するのはt24のtype1ラワン合板1枚だけで済む。 但し現状のエンクロージャは、t30のtype2ラワン合板なので…全体的に材質が脆くなってるのかも。
普段使いで箱鳴りがしない程度なら、t21若しくはt18で充分ですので…これでコストは抑えられます
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スピーカー1台分の部材がサブロク板1枚で採れれば、1台辺り5~6千円で済むが今回は大きいから… スピーカー2台分の部材をサブロク板3枚で採る事に、それでも板材は1台辺り1万円未満で済みます。 バッフル板と背板に2枚の側板と、補強桟とバックキャビティを採れば、ほぼサブロク板1枚分です。 これを2台分で2枚使用し、足りない部材としては天板と地板ですから、サブロク板1枚の半分です。