以前も記事にした様ですが、どうやら私の求めるものが…

以前の記事では8cmφと10cmφの比較記事になり、ネオジウムとフェライトも。

今回は低音に注視して探した結果、同じメーカーの製品に行きつきました。

どうやら私の求めるものと近い製品を、このメーカーは作っている様ですね。

機種の定格 

メーカー：　　　Fital Pro 　　Fital Pro 　　Fital Pro 　　Fital Pro 　　CORAL 　　　　
型番：　　　　　3FE25 　　　　4FE35 　　　　8FE200　　　　10FE200 　　　10L-60B 　　　
方式　　　　　　Paper cone　　Paper cone　　Paper cone　　Paper cone　　コーン型　　　
形式　　　　　　ミッドレンジ　ミッドレンジ　ミッドレンジ　ミッドレンジ　ミッドレンジ　
口径: 　　　　　3.5"(8cm)φ 　4.0"(10cm)φ　8.0"(20cm)φ　10.0"(25cm)φ 10.0"(25cm) 　
振動板材質　　　パルプコーン　グラスコーン　パルプコーン　パルプコーン　パルプコーン　
エッジ材質　　　ゴム製エッジ　ゴム製エッジ　クロスエッジ　クロスエッジ　ゴム製エッジ　
マグネット　　　フェライト　　フェライト　　フェライト　　フェライト　　フェライト　　
フレーム材質　　鋼板　　　　　鋼板　　　　　鋼板　　　　　鋼板　　　　　アルミ　　　　
　　　　　　　　プレス　　　　プレス　　　　プレス　　　　プレス　　　　ダイカスト　　
インピーダンス　8Ω 　　　　　8Ω 　　　　　8Ω 　　　　　8Ω 　　　　　8Ω 　　　　　
定格入力　　　　20W 　　　　　30W 　　　　　130W　　　　　150W　　　　　30W 　　　　　
プログラム入力　40W 　　　　　60W 　　　　　260W　　　　　300W　　　　　60W 　　　　　
再生周波数帯域　100Hz～20kHz　90Hz～20kHz 　60Hz～5.0kHz　50Hz～4.5kHz　28Hz～5.0kHz　
出力音圧レベル　91dB/W/m　　　91dB/W/m　　　95.0dB/W/m　　96.0dB/W/m　　94dB/W/m　　　
ボイスコイル径　19mmφ　　　　19mmφ　　　　37mmφ　　　　37mmφ　　　　50mmφ　　　　
最低共振周波数　100Hz 　　　　75.4Hz　　　　80Hz　　　　　55Hz　　　　　28Hz　　　　　
Vas 　　　　　　1.13L 　　　　2L　　　　　　13.6L 　　　　53.4L 　　　　60ℓ 　　　　　
Qms 　　　　　　4.1 　　　　　4.2 　　　　　13　　　　　　11.3　　　　　　　　　　　　
Qes 　　　　　　0.8 　　　　　1.04　　　　　0.66　　　　　0.74　　　　　　　　　　　　
Total Q(Qts)　　0.7 　　　　　0.84　　　　　0.63　　　　　0.7 　　　　　0.33　　　　　
振動系実効質量　2.4g　　　　　3.9g　　　　　15g 　　　　　24.5g 　　　　33g 　　　　　
Xmax　　　　　　1.83mm　　　　2.73mm　　　　4.67mm　　　　4.67mm　　　　　　　　　　　
Xlim　　　　　　7.9mm 　　　　6.8mm 　　　　10.4mm　　　　10.4mm　　　　　　　　　　　
有効振動半径　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10.7cm　　　　
振動板有効面積　30.2cm2 　　　48cm2 　　　　191cm2　　　　332cm2　　　　　　　　　　　
サイズ：　　　　645g　　　　　570g　　　　　2.15kg　　　　2.20kg　　　　4.50kg　　　　

価格：　　　　　\3,280(税込)　\3,980(税込)　\9,380(税込)　\10,500(税込) \14,000(当時)

口径が8inch(20cm)φで10inch(25cm)φに肉薄しています…と云うより磁気回路は共通ですよね？

多分ボイスコイル径が小さいから8インチ径がベースで10インチ径が発展型なんでしょうね。

3.5"(8cm)φ と4.0"(10cm)φも同じ手法が使われたんでしょう数値より特性曲線が似通っています。



欠点を挙げればキリが有りませんが、先ずは特性が良い上にその価格の廉さ…1本分で2本を買える。

プレス鋼板のバスケットも特に問題じゃない、最低共振周波数は高めでも低域は充分下まで出てる。

このユニットを見てると何故だかノスタルジーを感じさせられます。

同じ10inchφのウーファと云っても、エンクロージャ容積は充分です。

バッフル板にはM6のビス4本でフランジを取り付けますが、フランジにはM5のビス8本で取り付ける。

その際フランジの形状は細いリング状になり、強度上で材質はSUS304で3mm以上の板厚が必要です。

価格や大きさと云ったものは条件的に絶対必要な事ですが…

やはり問題は音、周波数特性は一番気になる処ですから。

これらは400Hz以下も充分な出力音圧レベルを保つため、『10L-60B』の様なグライコは不要ですね。

『10FE200』の周波数特性では50Hz迄90dB/W/m出てますし、20Hz付近で78dB/W/mと非常に優秀です。



『10L-60B』は50Hzで82Hz、バスレフチューニング後でも87dB/W/m、『10FE200』は90dB/W/mですね。

20Hz付近になると『10L-60B』は精々68dB/W/m、一方の『10FE200』では78dB/W/mと10dB/W/mも違う。

有効振動板面積が狭く、ボイスコイル径も小さく…振動系実効質量も小さいが？

出てくる音さえ良ければ何も問題は無い訳で、おまけに価格が廉いとくれば。

今なら差し詰めサラウンドでしょうか…4.1Ch（SWは不要）になるのかな？

確かにプロ用ですがノスタルジックなお試しには丁度良いのかも(^^♪