唯一と云える欠点はその見た目、左右が同一デザインであるため音像が少し狂う
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●NS-500の定格● 使用スピーカー ウーファー:25cmコーン型 JA-2508 ツィータ:3.0cmベリリウムドーム型 JA-0516 最大許容入力 60W 音圧レベル 91dB/W/m 周波数特性 40Hz~20kHz インピーダンス 8Ω クロスオーバー周波数 1.8kHz ネットワーク 2ウェイ,12dB/Oct レベルコントローラー 連続可変型 エンクロージャー バスレフ型/黒塗装 外形寸法 335(W)×610(H)×338(D)mm 重量 19.3kg
『NS-500』にはモニター(M)とは称していないものの、フラットでリニアな波形特性を実現
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上級機『NS-1000』シリーズの低く重い低音や、繊細な中高音とは一線を画すものの繋がりは抜群。 タイトな中低音と伸びやかな高音部は、重過ぎず細過ぎない適度に調和されたキャラクターでした。
ウーファは既に希少だった55φ×35hの大きなアルニコマグネットを使用した25cm口径のコーン型
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トウィータは90φ-45φ-22tと云う大型のフェライトマグネットを使用した3.0cm口径のドーム型
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エンクロージャーはバスレフ型、従来よりも10%高密度な針葉樹パーティクルボードを新たに採用。 板厚が充分にとられ各所に補強が施され、箱鳴きを抑えた堅牢な構造に仕上げられていましたから。 エンクロージャの仕上げとしては当時流行の黒箱、虚飾を排して実を取るモニター志向の製品です。 構造的には抜群で、ユニットの肉厚のアルミフレームと合わせて不要な共振の影響を抑えてました。 モニターとは称してないものの『NS-500』は上級機『NS-1000』シリーズの技術やノウハウを継承。 フラットでリニアな波形特性を実現、バスレフ型を採用し軽快でクリアな音に仕上げられてました。 人気モデルの上級機『NS-1000M』の陰に隠れたため、地味な存在となってしまったモデルでしたが。 それぞれのパーツは吟味され新たに開発されたもので、しっかりした音を持った実力機でしたから。