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Channel: 浅き夢見し…
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ピュアストレートパイプアーム

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ピュアストレートパイプアーム?、これの定義って何でしょう。


私の理解は直線のアームで構成、トーンアームの支点からの延長線上に針先。




定義としてはそれだけじゃないかと…なのでカートリッジの角度は無関係と。


実際にその儘の位置関係でターンテーブルをトレースするとそこには問題が!




トーンアームとターンテーブル、その接線との角度を図示するとこんな感じになります
イメージ 1



ターンテーブルの中心に対し仮に20mmのオーヴァハングを設定、内周部や外周部に格納位置を図示。

これは飽く迄もイメージですから正確では有りませんが、ターンテーブル直径とは接線方向に差が。



レコードの内周リード溝の直径を仮に100mmとすると、パイプアームと接線方向は13度になります。

レコード最外周の直径を仮に300mmとした場合、パイプアームと接線方向の差は22度になります。



この場合一般的には中間の直径200mmを基準に、パイプアームと接線方向の差16度に設定しますが。

そうしないと針先とレコードの音溝が13~22度の範囲で傾き、カッティングマシンと違ってきます。



中心点から出た線がカッティングマシンが動く軌跡、外周部と中心点を繋いだ線上を動きますから。

昔有ったリニアプレーヤーはカッティングマシンを模倣、直線状の動きをトレースする機構ですね。



トーンアームの延長線上に針先が存在し、適度なオーヴァハングと適正な針先角度でトレースする。

ピュアストレートパイプアームは良いですが、適正な針先の角度と同時にカートリッジを傾けます。



私のプレーヤーのトーンアームを裏から見ると、こんな形にカートリッジが固定されています
イメージ 2



針先はテーパー加工されたストレートパイプアーム延長上先端に在ります。


針先は15~20mmのオーヴァハング、カートリッジは接線方向に向いてます。




カートリッジ付近を拡大するとこんな具合、良ーく見ると若干曲がってます修正しないと(笑)
イメージ 3



実際に針先の位置をストレートパイプアーム延長上にし、オーヴァハング調整をするのは結構大変。

針先の位置を変えずカートリッジを傾けなければならず、オーヴァハングもずれない様にしないと!



まぁ結果的にこの記事を書く時点で問題が発覚、久々の角度調整もしましたが。


結果オーライと云う事でしょうか、このスタックスのアームは秀逸ですよね。




オーヴァハングとカートリッジの角度調整はピュアストレートアームに必須。


これはS字型パイプアーム他どんなアームでも同様ですよね(^^♪


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