減速機の歯車部分ですが絵で見ると大きく見えるんですが実際はかなり小さい!
大まかにいうと内部空間は直径が40mm程度で幅が68mmですがその半分以上をモータが占有。 ボトムブラケットシェルの機能は必須ですから両側の外部に各々13mm張り出させるのが限界… 内部空間で中心部は両クランクを連結するためシャフトが必要ですが中空シャフトは無理! 中実で直径が10~12mm取れれば云う事は無いが、それで左右を連結し出力軸とも連結する。 両クランクは外部の大型ベアリングで支持するが残った中空空間に減速機を格納させるため… 残された空間は12mmの中空で外径40mm✖全長30mmしかなくこの中に減速機を詰め込まないと。 減速機の入力軸を支持するために両端を6802のボールベアリングを使うのですが少しでも… そこで型番を16802に替えて幅5mmを4mmに減少させ、モータ軸も同様に変更させ計4mm稼ぐ! 駆動軸をボトムブラケットシェルの機能と共有して両端は省くが残る中間も6805から変更。 同様に型番を16805に替え幅7mmを5mmに減少させ、一個だけだが2mmのスペースを稼ぎ出す!
波動歯車装置の様に筐体に固定するサーキュラスプラインと出力用のサーキュラスプライン… 両方を有するのは同じですが本発明は出力用と対になる耐力用サーキュラスプラインを有し… 外輪に直接外歯を形成したウェーブジェネレータを使用し固定用2箇所に出力用と耐力用にも? 各々噛み合わせる事で強固な噛み合わせと支持機構を備えるのですが実際の大きさが問題に! 固定するサーキュラスプラインの外径がほぼ40mmになるから他のサーキュラスプラインも… 筐体に固定するため軸受けの内側に位置し、更に内側でウェーブジェネレータを軸受け支持! ウェーブジェネレータと噛み合うサーキュラスプラインの厚みも小さく収めるため薄くなり… 1:50程度の増減速比の場合固定するサーキュラスプラインに形成する歯数は50枚となります。 固定用出力用と耐力用噛み合うウェーブジェネレータは同じ歯数の50枚であり無回転です。 これに対してウェーブジェネレータと噛み合う出力用と耐力用サーキュラスプラインは49枚。 波動歯車装置なら歯車の数は100枚と98枚でフレックススプラインは98枚となりますけどね。 本発明では少ない歯数で噛み合い歯幅と歯高を大きく取れる替わり点荷重となりますから…