November 10, 2015, 5:29 am
持ってた筈なんですよね、オーディオ用プリメインアンプなんですが?
今のAVアンプの前に、持ってた筈なんです…それが何時の間にか無くなった?
仕方なく今のAVアンプを買ったんですよね、取り敢えず聴ければ良いから。
当時は仕事に追われ、殆ど寝る暇も無い位で…消えた事にさえ気付かずに。
私が虎の子を叩いて買った血と汗の結晶
SANSUI AU-D907 \142,000(1979年頃) 解説
生きた音楽再生を目標に、動的歪の改善を追及したサンスイ独自のダイアモンド作動回路を搭載したDCプリメインアンプ。
イコライザー部、フラットアンプ/トーンコントロール部、パワーアンプ部のいずれも裸特性を向上させたプッシュプル出力のDCアンプ構成としています。
さらに、音質追求のため、全ブロック段の入力コンデンサを排除し、全段FET入力によるダイレクト・カップル方式を採用し、音楽信号のピュアな伝送とワイドレンジ化を図っています。
使用されたFETはすべてローノイズ、ハイ・gm特性のものを選び、加えて、各ブロック段ともシンメトリカルな対称回路構成で、有害なTIM歪、エンベロープ歪を大幅に減少させ、音質の向上を図っています。
パワーアンプ部は、パワーステージと3段増幅構成によるドライブ回路となっています。
初段はローノイズで大電流の流せるデュアルFET使用の定電流付作動回路、2段目のプリドライブ段は強力なドライブ能力でTIM歪の発生を抑えたデュアルコンプリメンタリーによるダイアモンド作動回路(PAT.PEND)、3段目は電流作動プッシュプル回路となっています。
最終のパワーステージは、サンスイ・カスタムのNM(Non Magnetic)トランジスターを使用し、回路全体がシンメトリカルな対称回路で構成しています。
MCヘッドアンプ部は、サンスイオリジナルのプッシュプル入出力回路による対象回路で、ダイレクト・カップル方式となっています。
初段は新開発のローノイズ、ハイ・gmによるPチャンネル、Nチャンネル組合わせの多数パラ接続による新型FETを使用し、また、左右チャンネル独立電源供給により、微小入力から過渡的な大入力まで安定した動作を実現しています。
さらに、対象回路構成が動特性を大幅に改善しています。
イコライザーアンプは、音質に影響を及ぼす入力コンデンサーを取り除いたダイレクト・カップル方式で、さらにダイアモンド作動回路を搭載しています。
初段はローノイズ、ハイ・gm、デュアルFET使用の作動入力回路、カスコード・ブートストラップ+定電流回路付で、2~3段目はダイアモンド作動回路+電流作動プッシュプル、出力段はダーリントン接続によるSEPP回路で充分な電流余裕、低出力インピーダンスを実現しています。
また、対象形回路構成が動的歪を大幅に改善しています。
フラット/トーンアンプもダイレクト・カップル方式のDCアンプ構成となっています。
初段はローノイズ、ハイ・gmのデュアルFETを使用したカスコード接続、カレントソース付作動回路で、2段目はカレントミラー付電流作動プッシュプル回路を採用しています。
DCパワーアンプ部と同様に、TIM歪の低減を図ったオープンループ特性の優れた構成となっています。
また、ジャンプスイッチによりイコライザーアンプから直接パワー部にジャンプすることも可能です。
パワーアンプ部への電源供給にパワーステージの左右チャンネルを独立させた2巻線、2整流回路による高レギュレーション大型トロイダルトランスを使用しています。
プリドライブ段にはEIトランスによる左右チャンネル独立2電源方式を採用し、合わせて4電源方式となっています。
また、MCヘッドアンプ部からDCフラットアンプ部へは安定化電源により独立供給しています。
ダイレクトスピーカー出力端子。スピーカーシステムは、OFF、A、B、A+Bの2系統接続が可能です。
特にAシステムは切替えスイッチを経由せずダイレクトにDCパワーアンプ段と最短距離で接続されます。
サブソニックフィルター(16Hz、-3dB、6dB/oct)、オーディオミューティング(-20dB)、トーンジャンプスイッチ、バランスコントロール、2回路テーププレイ/コピー機能、インジケーター付入力セレクターなどの機能を搭載しています。
Phono入力端子は金メッキ仕上げとなっています。
プリメイン切り離しにより、プリアンプ部、パワーアンプ部がそれぞれ単独使用可能です。
予備ACコンセント3回路(連続1回路100W、非連動2回路250W)
アース端子
リアパネル
ドライバー基板とパワーステージ 楕円型コンデンサーとトランス
ブロックダイヤグラム
機種の定格
型式 ワイドレンジDCプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力 100W+100W(10Hz~20kHz、THD 0.008%、8Ω)
100W+100W(1kHz、THD 0.003%、8Ω)
全高調波歪率 0.008%以下(10Hz~20kHz、実効出力時、8Ω)
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) 0.008%以下
出力帯域幅 3Hz~70kHz(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)
ダンピングファクター 100(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)
周波数特性 DC~500kHz、+0 -3dB
入力感度/インピーダンス(1kHz) 1V/47kΩ
SN比 125dB以上(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
チャンネルセパレーション(IHF、1kHz) 95dB以上
ライズタイム 0.5μsec
スルーレイト ±200V/μsec
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono-1 MM:2.5mV/47kΩ
Phono-1 MC:0.1mV/100Ω
Phono-2 MM:2.5mV/47kΩ
AUX、Tuner、Tape Play 1、2(PIN):150mV/47kΩ
MC適合インピーダンス 100Ω以下
Phono最大許容入力(1kHz) Phono MM:350mV(THD 0.01%)
Phono MC:30mV(THD 0.03%)
出力電圧(1kHz) Tape Rec 1、2(PIN、47kΩ時):150mV
Pre Out(47kΩ時):1V
Max Pre Out(THD 0.05%、47kΩ時):4V
出力インピーダンス(1kHz) Tape Rec 1、2:600Ω以下
全高調波歪率 Phono MC(1kHz、6V):0.005%以下
Phono MM(20Hz~20kHz、6V):0.005%以下
AUX、Tuner、Tape Play 1、2(20Hz~20kHz、1V):0.005%以下
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) AUX、Tuner、Tape Play 1、2(1V):0.005%以下
周波数特性 RIAA偏差(Phono 1、2、20Hz~20kHz):±0.2dB
AUX、Tuner、Tape Play 1、2:5Hz~100kHz、+0 -1dB
SN比(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット) Phono MC(入力換算):-154dBV
Phono MM:90dB以上
AUX、Tuner、Tape Play 1、2:100dB以上
チャンネルセパレーション(IHF、1kHz) Phono MC:70dB以上
Phono MM:75dB以上
AUX、Tuner、Tape Play 1、2:80dB以上
入力間セパレーション
(入力ショート、1kHz) Tuner⇔Phono MM:90dB以上
Tape Play 1、2⇔Phono MM:90dB以上
Tuner⇔Tape Play 1、2:90dB以上
Tape Play 1⇔Tape Play 2:100dB以上
トーンコントロール Bass:±6dB(50Hz)
トーンセレクター(ターンオーバー周波数):300Hz、150Hz
Treble:±6dB(15kHz)
トーンセレクター(ターンオーバー周波数):6kHz、3kHz
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB、6dB/oct)
ヘッドホン端子出力 120mW(8Ω)
<総合>
負荷インピーダンス 4~16Ω
定格消費電力(電気用品取締法) 250W
外形寸法 幅430×高さ168×奥行428mm
ラックマウントアダプター装着時:幅482×奥行455mm
重量 20.8kg
ラックマウントアダプター装着時:21.2kg
別売 ラックマウントアダプターBX-7(1組、\3,000)
その前に持っていたのは凄い年代物のプリメインアンプ。
学生の頃、バイトをしてお小遣いを貯めて買ったものです。
VICTOR JA-S41 \56,500(1976年頃) 解説
電源重視設計をさらに徹底したプリメインアンプ。
電源部は、A級増幅段用とB級増幅段を完全に分離した構造となっており、入力レベルに応じて消費電力が激しく変動するB級動作の電力増幅段を、別のトランスと整流回路で動作させています。
これにより、A級電圧増幅段の動作点の移動(ドリフト)から起こる歪を抑えています。
ボリュームには4連ツイン・ボリュームを採用しており、小音量時にプリアンプ部の残留ノイズを抑えて聴感S/Nを高めています。
イコライザー回路の後とトーン・コントロール回路の後の2ヵ所にボリュームを置くことでプリアンプ部から発生するノイズを効果的に低減しています。
フォノイコライザーは、初段に新開発の低雑音FETを採用したカスコード3段直結構成を採用しています。
初段をFETとしたことによって、入力コンデンサーの無いICL回路が実現しています。
高域レスポンスの劣化を起こしやすいシールド線の使用を極力避けた設計となっています。
テープ端子2系統のうち、1系統はフロント・パネルに設けられています。
使用しない時のためカバーが付属しています。
サブソニック・フィルターやラウドネス・スイッチ、ミューティングスイッチ、モード切換え、スピーカーセレクターなどの機構を搭載しています。
電源ON-OFF時のショックノイズやオーバーロード、不足の事故からパワートランジスタとスピーカーを守る、リレー式の3大重点保護回路(U.S.PAT.)を搭載しています。
ウッドケースは別売りです。
内部レイアウト
ブロックダイアグラム 各増幅段用の電源
機種の定格
型式 プリメインアンプ
回路方式 全段直結ピュアコンプリメンタリーOCL回路
A・B独立2電源方式
実効出力(両ch動作時) 65W+65W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)
高調波歪率(1kHz) 0.02%(65W)
周波数特性 20Hz~50kHz +0 -1dB(1W)
入力感度/インピーダンス Phono:2.5mV/47kΩ
RIAA偏差 20Hz~15kHz ±0.5dB
Phono最大許容入力 200mV(RMS、1kHz)
SN比(IHF-A) Phono:75dB
消費電力 160W(電気用品取締法)
外形寸法 幅390×高さ152×奥行330mm
重量 10.2kg
別売 ウッドケース WD-6(\4,500)
それに忘れてはならないカセットデッキ、引っ越しの度にいつも一緒でした。
何せカセットデッキにはヘッドフォン端子が有りましたから何時でも聴けた。
学生時代から長い間私の相棒でした
AIWA AD-F80 \135,000(1978年頃) 解説
3ヘッドシステムやFRTSなどのアイワのカセット技術を投入して開発されたカセットデッキ。
テープの最適バイアス値を見つけ出すFRTS(Flata Response Tuning System)を搭載しています。
FRTSでは、内蔵の400Hzと8kHzの混成波発振器からのテスト信号を録音しながら、すぐに再生し、400Hzの再生レベルはLchに、8kHzの再生レベルはRchのVUメーターに指示されます。これをバイアス微調整ツマミで左右のメーターの振れを同レベルに合わせれば、周波数特性のフラットなバイアス値を得られます。
可変範囲はLH・CrO2ポジションは±20%、FeCrポジションは±10%となっています。
正確な録音レベルの設定が可能なダブルニードルメーターを搭載しています。このメーターではピークとVUが同時に読み取れ、可能な限り広いダイナミックレンジが確保できます。
ピークメーターのとうとう特性10m/sec、復帰時間1.5sec、-40dB~+10dBと微弱レベルからハイレベルまで読み取りを容易にし、さらにON-OFF操作ボタンでピーク、VUの切替えも可能です。
ピークメーターの最大値を保持するピークホールド機構を搭載しています。
ピークホールドボタンをONにすれば、入力信号のピークレベル指示を30分間(-1dB)ホールドすることが可能です。また、ピークホールド中にさらに大きな信号が入った場合、その最大ピークを指示してホールドを続けます。
回路構成は4段のオペレーショナルアンプとFETを使用しています。
テープごとの感度を補正するRecキャリブレーションを搭載しています。
MPXフィルターを搭載しています。
ヘッドには新開発のCVC(コンビネーション V-Cut)ヘッドによる3ヘッドシステムを採用しています。
録音用ヘッドと再生用ヘッドをそれぞれに適したギャップ長(録音ギャップ4μ、再生ギャップ1μ)に設計することで、高域の周波数特性を伸ばし、SN比やダイナミックレンジを大幅に改善しています。
CVCヘッドは、カセットハーフという技術的条件を克服するためコンビネーションタイプとなっており、テープとの良好なヘッドタッチを保つためにツインピークヘッドを採用しています。さらに、従来のコンビネーションヘッドに起きていたコンター効果(低域のうねり)を、再生ヘッドのコアにV-Cutを施すことで減少させ、低域特性を向上させています。また、ヘッドには耐磨耗性、高域特性に優れた超硬質フェライトを使用しています。
メカニズム部にはデュアルモータードライブ方式を採用しています。この方式は、キャプスタン駆動モーターに加わる余分な負荷を除去し、キャプスタンと巻取りリールをそれぞれ専用にドライブする構造となっています。
キャプスタン駆動モーターはドリフト特性や温度特性、経時変化に優れた38パルスFGサーボモーターを使用し、リール巻取り駆動モーターにはFWD時とFF・REW時の回転を変えるDCサーボモーターを採用しています。
また、フライホイールは偏重心距離6μの高精度なものを採用し、さらに小型化させることでフライホイールのバランスをとりやすくしています。さらにキャプスタンの精度も真円度0.05μに抑え軸受とのクリアランスを正確に保つだけでなく、軸受には高純度銅系オイルレスメタルを使用し、内径の真円度1μ、表面粗度0.2Sの高精度とすることで高精度なトランスポート部を実現しています。
ドルビーシステムを搭載しています。
操作部にはロジカルコントロール回路を採用しています。これにより、F.F.またはREWから停止ボタンを押さずに直接FWDに切換えたり、録音状態にダイレクトチェンジすることができています。
さらに、ロジカルコントロールでは初めてのクイックレビュー・キューを採用しています。発熱防止型のプランジャーソレノイドを使用し、操作ボタンのストロークも1mm以下となっています。
再生中でもテープを止めずに録音に移れる後追いRECが可能です。
カセット蓋開放時は操作ボタンを押してもメカニズムが動作しないセーフティロック機構を搭載しています。
繰り返し録音に対応したタイマースタンバイメカを搭載しており、別売りタイマーを接続することで繰り返し留守録音が可能です。
ミューティングタイム・インジケーター付きのRec Mute機構を搭載しています。
マイクとライン入力のそれぞれに独立したレベルコントロールを搭載しており、ミキシング録音も可能です。
マイク1本でモノラル録音が可能なMic(L+R)ジャックを搭載しています。
前面にラインインジャックを搭載しています。
テープの繰り返し再生にも有効なメモリーリプレイ機構を搭載しています。
再生ボリュームを搭載しています。
純電子式フルオートストップ機構を搭載しており、テープやメカを傷めるのを防いでいます。
オイルダンプ式正立型カセットホルダーを採用しています。
テープ残量の目視がしやすいテープ照明ランプを搭載しています。
シンクロオペレーション機構を搭載しており、アイワのレックシンク端子付きのプレイヤーと接続することで、録音時にプレイヤーとデッキの同時スタート/ストップが可能です。
別売りでリモートコントロールユニットやラックマウント用オーディオハンドルがありました。
別売りリモコン
メカニズム部 CVCヘッドによる3ヘッドシステム
機種の定格
型式 ステレオカセットデッキ
トラック方式 4トラック2チャンネル
周波数特性 LHテープ:20Hz~16kHz
FeCrテープ:20Hz~20kHz
CrO2テープ:20Hz~19kHz
SN比(FeCrテープ) 55dB(Dolby NR off)
68dB(Dolby NR on)
ワウフラッター 0.04%(WRMS)
テープ速度 4.8cm/s
早送り、巻戻し時間 90秒(C-60)
録音方式 ACバイアス(105kHz)
消去方式 AC消去
入力感度/インピーダンス Line:50mV/100kΩ以上
Mic:0.25mV/200Ω~10kΩ適合
出力レベル/インピーダンス Line:0.41V/50kΩ以上適合
ヘッドホン:2mW/8Ω(0VU)
使用半導体 IC:13個
トランジスタ:150個
ダイオード:85個
LED:6個
FET:12個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 26W
外形寸法 幅450×高さ120×奥行327mm
重量 9.5kg
付属 ドライバー
ヘッドクリーニング棒
ステレオピンコード×2
別売 ワイヤードリモコン RC-10(\9,000)
オーディオハンドル AH-10(\2,800)
私が仕事にかまけている間に処分されてしまったんでしょうね…
旧くなったら価値は無くなりますが、愛着は有るんですよね。
年を追う毎に私の私物がどんどん消えていく…残ってるのはPC。
ノートパソコンはいつの間にか消えてしまったけどね(^^♪
↧
November 10, 2015, 7:01 pm
そう云えばチューナーも、何時の間に消えてしまったんだろう?
確かに有った筈なんです、学生時代からFMのエアチェック(死語?)してたから。
結婚する前までは確かに有りました、忙しく仕事をしている間に何時の間にか…
仕事にかまけてPCばかり弄ってたら、プレイヤーを残しみんな消えてしまった。
学生当時、バイトを頑張って買ったチューナー
YAMAHA T-1 \60,000(1977年頃) 解説
優れたオーディオ特性と高選択度の両立を図ったFM/AMチューナー。
基本的な回路構成は、4連バリコンとMOS FET採用のフロントエンド、Local-Auto DX2段構えのIFステージ、ワイドレンジバランスドタイプレシオディテクタ、レベル追従型パイロットキャンセル回路付きDC・NFB・PLL・MPX回路、オーディオ段となっています。
また、AM部は3連バリコンを採用しており、同調型RFアンプ、差動ミキサー、IF回路、ピークtoピークディテクタという構成になっています。
フロントエンド部には高精度周波数直線型4連バリコンを採用しており段間をダブルチューンにしています。また、RFアンプには高周波特性に優れ低雑音のMOS FETを採用することで高感度と妨害排除特性を実現しています。
IF段はLocal⇔DX自動切換回路を搭載しています。
この自動切換回路では、受信電波に対する妨害の有無を電子的に検出し自動的にIF回路のモード(Local⇔DX)を選択しています。回路動作は、妨害検出回路からの信号でフリップフロップによるReceiving Mode選択回路を駆動し、IF段切換のトランジスタスイッチとDXインジケーターをドライブするという構造になっています。
Localポジションでは、T-1用に新たに開発したブロックセラミックフィルタを2組採用しています。このブロックセラミックフィルタは通過帯域の微分利得偏差を±0.2dB以内と少なく抑えています。IFアンプにはインピーダンス変動を抑えるためバッファアンプを配しリミッタ効果の優れたカレントリミッタ付7段差動増幅器を採用しています。これらの構成により、十分な選択度を確保しつつ、優れた特性を得ています。
また、DXポジションではLocalポジションのブロックセラミックフィルタに、微分利得直視法で出の巣特性をチェックした4素子低スプリアスセラミックフィルタを追加することによって選択度を向上し、妨害をシャープにカットしています。
MPX回路には、ハイスルーレイトのDCアンプを基本にヤマハ独自のトランジスタによる平均値復調方式のスイッチング回路にオーディオアンプ同様にNFB(負帰還)をかけた、DC・NFBスイッチング回路を採用しています。
オーディオ信号としては不要な19kHzのパイロット信号を除去するため、PLLで発生した19kHzの方形波を利用して、入力パイロット信号に追従したレベルと、入力信号と逆相の19kHzのサイン波を再生し、パイロット信号をスイッチング回路の入力でキャンセルするトラッキングタイプのパイロットピュアキャンセル回路を搭載しています。
この回路により、各放送局のパイロット信号のレベルが異なってもそれぞれのパイロットのレベルに応じて自動的にレベル追従してキャンセルするため、パイロットの漏れは殆どありません。
また、MPX回路からの出力には19kHzの信号は含まれていないので、ローパスフィルタのカットオフ周波数を19kHz以上にもっていくことが可能になり、18kHzまではほぼフラットな周波数特性を得ています。
19kHzのパイロット信号から、コンポジット信号を復調するのに必要な38kHzのサブキャリアを発生させるPLL回路には、入力に同調型の妨害除去フィルタを付加し、ステレオ音声信号によるサブキャリアの乱れが少ないAnti-interference PLL Systemを採用しています。
AMチューナー部にはエレクトロニックアンテナアッテネーターを採用しており、強電界局受信時には、AM放送も広帯域再生が可能となっています。
また、FMアンテナをAMアンテナとして使用するヤマハ独自のコンビネーション給電方式を採用しています。
シグナルメーターは妨害検出フィルタとAGCアンプによって3μV~1mVの入力レベルをメーターで指示することができます。また、ヤマハ独自の妨害検出回路により、強入力まで飽和することなく、マルチパス、フェージングを指示値の低下やフラつきとして指示します。
OTS(Optimum Tuning System)機構を搭載しています。
OTS機構では、選局中はAFCがOFFになり、同調後は正しい同調点に自動的に局発の周波数をロックします。また、選局中に局と同調するとダイアル指針が明るくなり、ステーションインジケーターとして動作するようになっています。
2ステージ対称ゲートミューティング回路や弱電界のステレオ受信時のノイズを低減するFMブレンド回路、REC CAL回路を搭載しています。
固定と可変の2系統の出力端子を搭載しています。
機種の定格
型式 AM/FMステレオチューナー
<FMチューナー部>
FM実用感度(IHF、mono、300Ω) 300Ω:1.7μV(9.8dBf)
75Ω:0.85μV(9.8dBf)
50dBSN感度 mono:3μV(14.8dBf)
stereo:35μV(36dBf)
イメージ妨害比(84MHz) 95dB
IF妨害比(84MHz) 100dB
スプリアス妨害比(84MHz) 100dB
AM抑圧比 65dB
キャプチャーレシオ 1.0dB
実効選択度(IHF) Local:55dB
DX:92dB
SN比 mono:86dB
stereo:84dB
全高調波歪率
Local DX
mono 100Hz: 0.05% 0.1%
1kHz:0.05% 0.15%
6kHz:0.08% 0.3%
10kHz:0.05% 0.1%
stereo 100Hz:0.05% 0.5%
1kHz:0.05% 0.5%
6kHz:0.08% 0.8%
10kHz:0.13% 1.5%
IM(混変調)歪率(IHF)
Local DX
mono:0.05% 0.5%
stereo:0.08% 1.0%
ステレオセパレーション
Local DX
1kHz: 55dB 30dB
50Hz~10kHz: 46dB 25dB
周波数特性 50Hz~10kHz ±0.3dB
30Hz~15kHz ±0.5dB
10Hz~18kHz +0.5 -3.0dB
サブキャリア抑圧比 70dB
ミューティングレベル DX:5μV(19.2dBf)
AUTO DX動作レベル ステレオ時妨害レベル約-50dBにてDX MODE自動切換
<AMチューナー部>
実用感度(IHF) 15μV
選択度(1000kHz±10kHz) 30dB
SN比(80dB/m) 50dB
イメージ妨害比(1000kHz) 70dB
IF妨害比(1000kHz) 70dB
スプリアス妨害比(1000kHz) 70dB
全高調波歪率 0.4%
<オーディオ部>
出力レベル/インピーダンス
FM(100%変調) VR Min~Max:
VRセンター:
FM(30%変調) VR Min~Max:
VRセンター:
Rec cal信号333Hz(FM50%変調相当)
VR Min~MaX:
VRセンター: 0.1~1V/220Ω
0.5V/2.5kΩ
2.5~250mV/220Ω
125mV/2.5kΩ
50~500mV/220Ω
250mV/2.5kΩ
付属機能 レコーディングキャリブレータ
FMブレンドスイッチ、FMミューティング&OTS連動スイッチ
FM IF帯域切換スイッチ(AUTO DX-Normal)
Signal Strength/Quality Meter
FM Tuning ind(Full - Harf Bright)
<総合>
使用半導体 トランジスタ×60
IC×5
FET×1
ダイオード×17
ツェナーダイオード×2
LED×2
セラミックフィルタFM2+セラミック
ブロックフィルタユニット2/AM1
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 11W
外形寸法 幅435×高さ97×奥行376mm
重量 5.7kg
ラジオは昔から何石と云われ、”使用半導体 トランジスタ×60”が目安。
それ以前の管球式から鉱石(ゲルマニウム)ラジオを経て半導体への変遷。
鉱石(ゲルマニウム)ラジオのキットを作成した事も有りましたけどね~。
そうした物の一つ一つが何時の間にか手から消えてくんですね(^^♪
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November 11, 2015, 5:29 am
トラブル続きの私のリスニング環境ですがまたもトラブル?
トーンコントロール無しでもどうしてもリスニングポイントに音像が定位しません。
いろいろとやってみてはいたんですが、メインスピーカーのトラブルかとも思った。
リスニング環境が特殊(3畳間)なため、低域が載って来ないのもこれが原因かと。
AVアンプの設定は殆どリモコンで行うため、設定ヶ所と設定項目を何度も確認した ![イメージ 1]()
普通のプリメインアンプなら自然で当然の事なんですが、音像がセンターに定位させる事が難しい。
出荷時の設定で中立になっているべきでは?膨大な設定項目を一つづつ確認しなければならないか。
これ迄もちゃんと設定して有った筈なんですが、それだと上手くいかなかったらしい…SP DISTANCE
これ迄もちゃんとした距離を入力していたんですが、どうやらそれだと駄目だったみたいですね…
フロントLスピーカーからリスニングポジションまでの距離を設定しますとあったから1.5mに設定。
フロントRスピーカーからリスニングポジションまでの距離を設定しますとあったから1.5mに設定。
するとリスニングポジションの周辺を避けて音像が壁沿いに作られます…なかなかそれに気づかず…
もしかしてと思いSP DISTANCEの設定を最低の30cmに設定すると、漸く中央付近に音像が作られた!
この一月と云うもの、こんな要らない機能に振り回された訳です…そして他にも恐ろしい機能が!?
ウーファの低域が一向に出てこないと云うトラブルもこいつが原因!
スピーカーのサイズを設定する(SPEAKER SET)のCROSS OVER 機能
この機能を解説している取扱説明書のPDF ![イメージ 2]()
このCROSS OVER 機能を確認してみると最大値の200Hzに設定されている、何でだろうデフォルトは?
しかもサブウーファーは無い設定なのに、設定値以下はサブウーファに出力される設定になってる?
仕方が無いので設定値を最低の40Hz迄下げてみますと…嘘の様に低音が出てきました、何でだろう?
上のLFE/BASS OUT はFRNTに設定してるから、CROSS OVER 機能に関係なくフロントに出る筈だけど?
それ以上に変なのはサブウーファは接続して無い設定なのに、フロントスピーカーの低域をカット?
否が応でもクロスオーバーするか!2チャンネルで使う設定にしてる筈なのに変な設定が生きてる!
普通ならサブウーファを接続した時で、フロントスピーカーに低域を出力しない時だけカットする。
まともに考えればそれが自然でしょう、ここに来るまでどれだけ苦労した事か、しかも壊れてるし!
何だか疑問符ばかりの設定だが、私はただプリメインアンプとして使いたいだけ!
サブウーファなんて要りません、ここは劇場じゃないし…しかもこんな装置じゃ…
この機能を解説している取扱説明書のPDFと首っ引きでリモコン操作 ![イメージ 3]()
リモコンが壊れたらもうどうしようもないよね、何を考えてるんだろうねこのメーカーは…何処も?
機構的に複雑なのは判るが、こうまでリモコン一つに依存してて良いのか…あとTV画面への出力か。
やっぱり私のプリメインアンプ、AU-D907が無くなったのが悔やまれる。
あれさえあればこんな要らない苦労をしなくて済んだのにつくづく残念!
こんなのも技術の進歩って云うんですかね、普通に聴きたいだけなのに。
ユーザーに苦労を強いる技術の進歩って何だろうね(^^♪
↧
November 12, 2015, 3:20 am
私のメインスピーカー、ウーファから低音が出ない原因ですが…
ウーファでは無くAVアンプだったから、メインスピーカーのスコーカーは戻す!
そうするとスピーカーのキャラクターが変わり、『中島みゆき』が合わなくなった。
今度は『薬師丸ひろ子』がピッタリ…『中島みゆき』はどこに行ったんでしょうか?
最初はEP版で懐かしい『メイン・テーマ』とB面の『スロー・バラード』 ![イメージ 1]()
未だちゃんと設定出来た訳では有りませんが、少しプリメインアンプの様な素直な設定に近付いた。
不思議なものでスコーカーを変えただけでキャラクターが変わる…CORAL 4A-70は元の位置へ戻す。
AURATONE 5Cのエンクロージャに収めて鳴らすと…『中島みゆき』がこちらにお引越しましたから。
これでJAZZやFusionも鳴るのかな…元の音色が出る様に鳴れば嬉しいが、未だ低音が充分出てない。
気を良くして次も『薬師丸ひろ子』を聴いてみるか…アナログは久しぶりだし。
スコーカーは入れ替えたがウーファはは未だ倒立の儘、戻すべきか迷う処です。
次に試聴したのはLPレコードの『古今集』 ![イメージ 2]()
昔の思い出が少し蘇った、この曲を聴いてた頃は…10inch(25cm)φを片側4発か、15inch(38cm)φ。
低域は充実してたなぁ~…15inch(38cm)φは4Wayでミッドローは今のウーファと同じものを使用。
本来はウーファで使用するCORAL 10L-60Bをミッドローに使用し、JBL LE5Hとの間をこれで繋いだ。
このシステムを作ったら早速上司が見に来て、1本10万円で2本とも持って帰ってしまったんだが?
仕方が無いので残ったパーツを組み合わせ、足りないパーツは再度調達をして…
今のメインスピーカーを作ったんだが、1本10万円で15inch(38cm)φ4Wayは破格。
次もLPレコードで『夢十話』 ![イメージ 3]()
結局のところ20万円貰ったが、部品代位は出たんだろうか…使用した15inch(38cm)φウーファは?
CORAL 15L-100 \53,000(1台、1980年頃)、ミッドロー10inch(25cm)φCORAL 10L-60Bは\14,000。
スコーカーがJBL LE5H \18,000(1台、1981年頃)、トウィータのCORAL HD-60が\7,000位だった。
その他に苦労して作成した4Wayクロスオーバーネットワークと600ℓ級エンクロージャでしたから。
作るのは楽しかったが、考えてみれば赤字…もっと貰っとけば良かったですか?
やっぱり15inch(38cm)φウーファは良く鳴る、鳴り過ぎる位に良く鳴ってました。
今はまたJAZZやFusionを聴き始めましたが、元の音に戻りつつあり安心します。
暫くはこの儘だましだまし鳴らしておきましょう、次を作る迄はね(^^♪
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November 12, 2015, 7:08 pm
私が作ったメインスピーカーのデザイン、JBL 4313BWXに似てる?
私のは左右対称だし、密閉型でトウィータのCORAL HD-60もデザインは違うが?
ウーファのデザインが同じで、スコーカーもLE5-9と同じJBL 2105Hを使用してる。
何となくデザインイメージが重なってくる、大きさはかなり違ってるんだけどね。
ユニットの配置も全く違うんだが、何となくイメージが重なっている
JBL 4313BWX \183,000(1台、1980年発売) 特にデザインを真似た訳じゃないし、知りもしなかったし…期せずして似たが当時人気のデザイン。
スピーカーユニットのフレームデザインが似てたから…当時のユニットを組み合わせるとこうなる。
メーカー JBL CORAL
型番 4313BWX 自作
方式 3ウェイ・3スピーカー 3ウェイ・3スピーカー
・バスレフ方式・ブックシェルフ型 ・完全密閉方式・ブックシェルフ型
ユニット 低域用:25cmコーン型(LE10H) 低域用:25cmコーン型(10L-60B)
中域用:13cmコーン型(LE5-9) 中域用:13cmコーン型(2105H)
高域用:2.5cmドーム型(066) 高域用:20mmφドーム型(HD-60)
再生周波数帯域 40Hz~18kHz ±3dB 40Hz~40kHz ±3dB
指向特性 130゜(15kHz) 130゜(15kHz)
インピーダンス 8Ω 8Ω
出力音圧レベル 89dB/W/m 94dB/W/m
許容入力 40W(RMS) 30W(RMS)
クロスオーバー周波数 1kHz、4kHz 1.2kHz、6.0kHz
エンクロージャー容積 34L 70ℓ
外形寸法 幅362×高さ578×奥行252mm 幅400×高さ700×奥行380mm
重量 21kg 40kg
ドームトウィータを使用してるのも同じ…トウィータのデザインは異なるが構成は殆ど同じですね。
クロスオーバーネットワークの設定は私の方が高め、ウーファやスコーカーの受け持つ範囲も広い。
スコーカーの音は同じでもウーファが違うから当然音色は違うけど…
ウーファをデザインの似たEMINENCE KAPPALITE 3010MBに交換すると?
今度はこちらのスピーカーにイメージが重なってくる
JBL 4313WX \142,000(1台、1979年発売) 性能的にはかなり違ってる筈、ウーファの出力音圧レベルが94dB/W/m以上有ればアッテネータ不要。
このEMINENCE KAPPALITE 3010MBなら、400Hz以下でも出力音圧レベルは97dB/W/mで充分量感がある。
デザインを変えるならJBL Selenium 10PW7も有るし、これで出力音圧レベルが95dB/W/mあるからね。
原音用だけど一応JBL SOUND、残念ながら12inchのJBL Selenium 12PW7は生産終了で買えないとか…
自分ではこのメインスピーカーのエンクロージャは小さめに作った筈だったが?
市販のエンクロージャはこの半分なんだ…と妙に関心する、しかもバスレフ型!
ならばウーファを12inch(30cm)φに換装しても良いよね、バスレフ方式にするなら ![イメージ 3]()
ここで先程書いた様に残念なお知らせ、低域と中域の伸びたJBL Selenium 12PW7は生産終了らしい。
気持ちはこちらに傾きかけていたんだが、そうは上手くいかないらしい…12inch(30cm)φ化計画が。
容積的には70ℓ以上を確保出来るため、12inch(30cm)φ化も可能だが…やっぱり10inch(25cm)φか?
それならエンクロージャ設計を行う必要もないし、単にユニットの入れ替えだけで済むんだけどね。
12inch(30cm)φ化も実は簡単、エンクロージャを箱から作る必要無く改造だけ!
現在のバッフル板を穴開け加工、新たなバッフル板を追加すればいいだけです。
現行CORAL 10L-60Bに変わる最適なユニットが…ウーファの低域が伸びない。
思った以上にユニット選びが難航、以前の鳴りが戻りつつある(^^♪
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November 13, 2015, 1:24 am
このAVアンプを使用する限り、変な設定からは逃れられない!
何が何でも位相を弄ってスピーカーからの音像定位を無理やり調整してたり…
使いもしないサブウーファの設定を無視する事が出来なかったりと散々です!
何とか普通に使えないものか考えたが、出てきた答えは『MULTI CH INPUT』。
要はパワーアンプとして使用する、と云うよりそれでないと使用出来ない ![イメージ 1]()
それ以前にこのAVアンプ、壊れてますから…サラウンドに繋いだスピーカーからは全く音が出ない。
サラウンドバックに繋いだスピーカーでは、高レベルのホワイトノイズが出てスピーカーを壊すし。
8ch(7.1チャンネルを)入力出来ても使えるのは(使えたとして)精々3チャンネルだけでしょう。
PCの音声出力を『MULTI CH INPUT』の2チャンネルに接続してみるとちゃんと鳴ってます…低音も。
諸悪の根源はAVアンプのプリアンプ部、そして壊れているパワーアンプ部です。
『MULTI CH INPUT』の2チャンネルに接続した音源はそこそこ良い音で鳴ってる。
となればプリアンプが必要なんですが、手元にはそんなものは無いからPCをプリアンプ化する ![イメージ 2]()
PHONO入力さえ出来ればPC側には光学ドライブが有るし、これでCDとDVDは入力出来るから問題無し!
PHONO入力をそのまま出力可能かは確認が必要だが、サブシステムのCelebrityも有る事ですしね。
『MULTI CH INPUT』の7.1チャンネルを使用可能なら、PCの5.1チャンネルも出力出来るんだけどね。
返す返すも購入時に確認しなかった事が悔やまれる、不良品を手にしてしまった事に気付かずにね。
『MULTI CH INPUT』でAVアンプのパワー部にPCからダイレクトに出力してるが…
一切弄られてないため音質の劣化が無く…素直にメインスピーカーが鳴ってる。
ならば次はPCの音源をグレードアップするか ![イメージ 3]()
PCをオーディオの中核に据えると云う方法も有り?最近は中華アンプと携帯で再生するのが流行り…
それならPCにハイレゾ音源搭載の拡張カードを追加、これから出力させるのも有りかも知れないね。
少なくとも携帯やmp3音源よりWAVEの方が音は良いし、DVDにハイレゾ音源を焼き付けたりするのも…
PCを使う方が簡単だし、後は入力装置の問題かな…今は私の場合PHONOプレーヤーしか動いて無い。
試しに使ってみた『MULTI CH INPUT』、直接パワー出力は結構快適ですけど…
ストレートに音が出てるから、メインスピーカーのウーファの音色が小気味いい。
音の分解能が上がり、一味違った鳴りをしてます…これはこれで良いかな?
やっぱりAVアンプのプリ部分を切り離すのが正解かも(^^♪
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November 14, 2015, 1:01 am
CORAL 10L-60Bの資料、輸出向けか英語版ですけどまぁ良いか!
これで見る限りこのウーファ、エンクロージャに収めると90dB/W/mになるらしい。
資料にはエンクロージャ設計例が…私のエンクロージャに極めて似たのも有る。
エンクロージャ容積55ℓが基本、ウーファ1本辺り35~75ℓ程でドロンコーンのも。
その中でも私のエンクロージャに非常に近いのがこれ ↓ ↓ ↓
内寸の縦横はほぼ同じで奥行きは私のエンクロージャが50mm程度大きいが違いはバスレフポート バスレフ型に較べ密閉型は低音が出難いため容積を拡大、余裕が有ればもっと大きくしたい処です。
生憎それ程は置く場所に余裕が無いため、バッフル板の面積が小さめになってしまったのが痛いが。
ドロンコーン使用のシステム案の様に75ℓ位は欲しい処だが、今のエンクロージャでは無理なので…
今の分厚く重いエンクロージャを改造するか、新規にエンクロージャ設計を行わなければ駄目です。
このシステム案のエンクロージャでは、共振周波数が43Hz付近らしいが…
新エンクロージャでも私が考えてるのは40Hz付近、大きく外れてはいない。
このバスレフ型エンクロージャの周波数特性はこちら ↓ ↓ ↓
低域の出力音圧レベルは比較的低いが、40Hz付近迄は伸びてるのではないだろうか 一般的に再生周波数特性で云われるのは、厳しい方の基準で±3dB/W/m…一般的に±10dB/W/mです。
この周波数特性はバスレフ型エンクロージャで低域を持ち上げたものですので私のとは違います。
私の好みはダンピングは効いてるが、だら下がりでも下の方まで低域が再生出来るスピーカーです。
なので現在の完全密閉型エンクロージャでは、バスレフ型の様な低域増強は得られないんですけど。
多分、エンクロージャを大きくするより、バスレフポートを開けダクトを付ける…
低音を下に伸ばすのはこれが正しい方法なのでしょう、下に図示しますから。
完全密閉型エンクロージャに拘らなければ、私もバスレフ型にてポートチューニングしてた筈。 ![イメージ 3]()
現在の厚板(30mm)完全密閉型エンクロージャを改造、新バッフル板を加工して装着するのが良いか…
それとも新規にエンクロージャを作成するのが良いか、思案の為所ですが性能的には一目瞭然です。
当然デザイン面も考えなければ…わたしの好みはシンメトリーですから、少なくとも対では対象に!
本来ならクロスオーバーネットワークも無しで、マルチアンプでの3Wayが良かったんですけどね…
今のAVアンプが壊れて無ければ、6Ω負荷で120W×7の出力は取れたのに。
それにプリアンプとチャンネルディバイダーを用意すれば3Wayマルチに。
今はウーファもリハビリテーションが効果を発揮し、修復が行われてるし。
今の処エッジも崩壊してないから、もう暫くはこれで大丈夫かな(^^♪
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November 14, 2015, 8:25 pm
以前のシステムでは問題無く聴けたし、今もサブスピーカーはちゃんと鳴るけど?
メインスピーカーの位相が変に聴こえる…スピーカーの接続もちゃんと確認した。
内蔵している自作クロスオーバーネットワークの結線も確認したがやっぱり変!
まぁ大体がカオス状態になってるから、結線のやり直しも必要かも知れないが ![イメージ 1]()
コイルは兎も角、コンデンサーの劣化はどうなのかな…当時使用したのはフィルムコンデンサだが?
一番手っ取り早いのは、チャンネルディバイダーを使用してマルチアンプ構成にする…問題は予算。
怪しいのはコンデンサーだけじゃなく、コイルの巻き数も…市販のコイルを買ってきて巻きを解く。
そうして巻き数を調整したコイル、ちゃんと計算通りになってるかは不明…今迄も問題は無かった。
色々と試しながらも何が悪いのか考えてみるが原因がはっきりしない。
試しに片側のチャンネルだけ位相を逆転(SP端子の極性)させれば問題無し。
試行錯誤の最中に試し聴きしているのはこちら、位相がはっきりするから
懐かしの知る人ぞ知る『Wish You Were Here』/『Pink Floyd』 どうしてこうなってしまったんだ?やっぱりチャンネルディバイダーを使用したマルチアンプ構成?
それが理想的だと思うが、予算的な問題にメインスピーカーを改造する必要も…どうしたもんかな。
メインスピーカーがこの状態になって低音が出てるのは、ダンパーがへたった?
低域の下の方が緩い感じが、中低域は未だ大丈夫なんだが…曲を選ぶ感じが。
今は亡きジョージハリスン、私は個人的にはビートルズの中で一番好きだった
試聴には一番聴いてる曲を聴くのも重要、記憶に有る音が大事だよね ウーファの動きがどうもおかしいなと思ったら、未だリハビリ中だった…倒立配置中でしたからね。
だからダンパーの効きが多少おかしくても問題無い?これが元に戻るのはまだまだ先の話でしょう。
低域は無いけど中低域は戻ってきたから、スコーカーのJBL 2105Hと音色も上手く繋がってますね。
或る意味この辺が限界?エンクロージャを改造してバスレフ型にしなければこれ以下の低域は無理。
どうせ改造するなら一から作りたいが、費用・時間等の要因が大きな問題です。
取り敢えず今の処聴けてはいます、大らかに鳴らすにはやっぱりバスレフ型か?
そうなると改造せざるを得ませんね、エンクロージャの材質も劣化してますし。
そろそろこのエンクロージャも潮時なのかもね(^^♪
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November 15, 2015, 3:54 am
入手困難だからこそ、逆に欲しくなるウーファユニット。
組み合わせるスコーカーやトウィータを選びますが、絶対に欲しいと思える一品。
とてつもない情報量を秘めたウーファ、流石にこのレベルはゴトーユニットかな?
それを10inch(25cm)φで実現してた事が驚き、実際に手にすると持て余すかな。
CORAL 10L-1 \7,000(1台、1965年頃) 解説
コーラルのLシリーズの第2弾として開発された25cmコーン型ウーファーユニット。
磁気回路にはアルニコ系マグネットを使用しています。
1965年頃は16Ωのモデルと200Ω・400Ωのハイインピーダンスのモデルが販売されていました。
後期にあたる1970年頃は8Ωのモデルのみが販売されていたようです。
機種の定格
方式 25cmコーン型ウーファーユニット
再生周波数帯域 fo~4kHz
fo 48Hz
出力音圧レベル 106dB/W/m
入力 15W
インピーダンス 8Ω(後期)、16Ω(初期)
200Ω、400Ω(ハイインピーダンス型)
振動系実効質量 16g
Qo 0.39
総磁束 160,000maxwell
重量 3.5kg
こんなユニット、今はもう作れないんだろうか…アルニコマグネットは使えないがネオジウムなら?
流石のゴトーユニットも10inch(25cm)φは作って無いが、このサイズで出力音圧レベル106dB/W/m。
この出力音圧レベルなら耐入力は10Wでも充分です…15Wなら管球アンプでも純A級アンプでも余裕。
純A級アンプ15W+15Wで10inch(25cm)φウーファがフルストロークするんですよね…良い音しそう。
振動系実効質量(mo)が16gと私の使ってる10L-60Bの半分弱、軽い振動板を速く動かすタイプです。
これは私の好きなタイプ、moが大きいと重く遅い低音になりますが、これは軽く速い低音ですね。
組み合わせるスコーカーやトウィータを選ぶ、最低106dB/W/mのユニットが…
種類も限られますし、金額的にもかなり要ります…高額なシステムになりますね。
セクトラルホーンやマルチセルラホーン等の大型ホーンと高能率ドライバが必須です
JBL (ジェービーエル) Selenium D220TI ドライバー/ホーン 5,980円(税抜) (税込 6,458円) これはPRO用ドライバですが、性能的にはこの位が必要になります。
使い潰して交換しても大丈夫な様に徹底した低コスト化が図られています。
■インピーダンス:8Ω
■プログラム(W):160W
■スロート径:1"
■スクリュー径:1 3/8"
■周波数特性:1,000~21,000Hz
■ダイヤフラム:チタニウムダイアフラム
これだけだと良く判らないからメーカーサイトから(こちらは16Ω版)
SPECIFICATIONS
Nominal impedance...................16 Ω
Minimum impedance @ 4,808 Hz.............11.21 Ω
POWER USING CROSSOVER (12dB/oct) ACTIVE PASSIVE
AES (HPF 1.5 kHz)............23......-- W
AES (HPF 2.0 kHz)............27......-- W
MUSICAL PORGRAM (HPF 1.5 kHz)......46......120 W
MUSICAL PROGRAM (HPF 2.0 kHz)......54......160 W
Sensitivity 2
On horn, 2.83V@1m, on axis...........109 dB SPL
On plane-wave tube, 0.0894V...........116 dB SPL
Frequency response @ -6 dB...........1,000 to 21,000 Hz
Throat diameter.................25 (1) mm (in)
Diaphragm material................Titanium
Voice coil diameter...............44 (1.7) mm (in)
Re........................10.0 W
Flux density...................1.60 T
Minimum recommended crossover (12 dB / oct)...1,500 Hz
ADDITIONAL INFORMATION
Magnet material.................Barium ferrite
Magnet weight..................675 (24) g (oz)
Magnet diameter x depth.............115 x 15 (4.52 x 0.59) mm (in)
Magnetic assembly weight.............1,700 (3.74) g (lb)
Housing material.................Plastic
Housing finish..................Black
Voice coil material...............CCAW ®
Voice coil former material............Polyimide (Kapton )
Voice coil winding length............3.1 (9.84) m (ft)
Voice coil winding depth.............3.0 (0.12) mm (in)
Wire temperature coefficient of resistance (a25).0.00435 1/°C 3
Volume displaced by driver............0.5 (0.018) l (ft )
Net weight....................1,760 (3.88) g (lb)
Gross weight...................1,810 (3.99) g (lb)
Carton dimensions (W x D x H)..........12 x 13.6 x 10 (4.7 x 5.6 x 3.9) cm (in)
勿論ドライバだけでは音は出ても音像が作れませんのでホーンも必要。
同様にPRO用ホーンを使えば廉く済みますが、ホーン鳴きも有ります。
JBL (ジェービーエル) HM25-25 ドライバー/ホーン 4,380円(税抜) (税込 4,730円) ■ホーン
■D220Ti用
Throat 1"
Material Aluminum
Sound Dispersion HxV 90° x 60°
Low Frequency Limit (Hz) 1.200
Driver Connection Screw on
Width in (mm) 10.8 (274)
Height in (mm) 6.5 (164)
Length in (mm) 5.9 (151)
使い捨て感覚のPRO用機材を使えば最低限は利用可能ですが音質は?
オーディオマニアの求めるレベルに到達出来るのかは疑問が有る。
そうでなければ市販品がこれだけ高価な意味が有りませんからね(笑)
それでもなおこんなユニットを集めて作ってみたくなります(^^♪
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November 16, 2015, 6:05 am
自室のメインスピーカーですが、ウーファがリハビリ中なので…
ドラムやベースの音がスカってます、スコーカーからアタック音が出ても…
肝心の基音が出てこないのでスカッとしません、ピアノの音も妙に軽いし。
フルレンジには関係ないけどマルチの場合は基音が不足すると間抜けですね。
先日スコーカーを交換した時はウーファが優位だったのか特に問題は無かったが ![イメージ 1]()
ウーファは懸命に鳴ろうとしてるらしいが、ウーファから出る低音がなかなか音になりきれません。
もう一息って感じではありますが、それ程音量を上げてないため振幅は判りませんけど空振りかも?
ちょっとスカってはいますが、音色はリアルですね…やっぱりその辺りはJBL SOUNDと云う処かな?
スカってるのはCORAL 10L-60Bの方ですが、あたりが付けば綺麗に繋がる筈…以前は繋がってたし。
40年前の製品でもちゃんと鳴る奴は鳴る、だからこれも鳴ると思いたい処だが?
ダンパーやエッジが柔らか目だったのか、コーン紙がお辞儀をしてしまう始末。
以前と同じ構成に戻し、ウーファユニットを倒立配置…リハビリを継続しています ![イメージ 2]()
ウーファが若干スカってるせいか、ドラムやベースの音色がやけにリアル…典型的な低音では無い。
そのせいでもないだろうが、低域にスケール感が出てきた気がする…これ以上低域は拡がらないか?
低域を拡げるにはやっぱりバスレフ化が必要?先日発見した周波数特性表を信じるなら必要かもね。
低域の量感を出す事とダンピングの問題、尤もバスレフ化して低音のキレが悪くなるとは限らない。
最近になって思うのが、Zardのドラムって聴き易いな…って事ですけど。
つくづく惜しい人を亡くしたと思う、以前はそれ程聴いてなかったが…
この周波数特性表を見る限り40~50Hzは殆ど音として聴き取れない様に見えますが
密閉型とバスレフ型で40~50Hzは約6dB/W/m違ってますから音圧は4倍になりますね 大面積バッフル板の効果か、エンクロージャ容積や重量が有効なのか…低域の音階が聴き取れます。
これでバスレフ化した場合スケール感が無くならないか?それだと意味が無いのでちょっと慎重に。
この周波数特性表では43Hz辺りでチューニングされてますが、私の目標は38~40Hz辺りですからね。
もう少し下の方に共振周波数を持って行くため、バスレフポートを少し長めに設定しておきますが。
ちょっとしたポートの設定次第で音色が変わり、反応が変わるから面白い。
上手くいかないと悩むことも有りますが、ピッタリ填ると止められません。
小音量でも確実にエイジングが進んでます、今は未だ不安定な挙動ですが。
妙にボンつくよりマシかな…音のキレは良いからアタリが出れば(^^♪
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November 17, 2015, 12:12 am
『改訂版 金田明彦★著 最新オーディオDCアンプ』誠文堂新光社
昭和53年5月10日 第1版発行 とあるから1978年ですね…37年前。
その後、公私共に忙しくなったため、途中で投げ出してしまってます。
回路がシンプルで部品点数が少ないのは良いが、かなり部品を選びます。 ![イメージ 1]()
巻末のディバイス編に載せられたパーツの特性を眺めたり、構想を練ったりしてました。
プリアンプにチャンネルディバイダー、マルチアンプ構成のパワーアンプ等を計画して…
いざ計画を実行に移そうにもスピーカーが無い、と云う事で取り敢えずはスピーカーを!
マルチアンプはその後で…そう考えてましたが、スピーカーが出来上がる頃には忙しく!
それ以降スピーカーもアンプにも触る時間が無くなり聴くだけ。
スピーカーは取り敢えず作ったが、他は市販品だけでしたけど。
結婚する迄は市販品でもそれなりに聴ける機材を揃えてたんですけど ![イメージ 2]()
これはトロイダルトランスと、これでもかって位の大容量コンデンサに惚れたんですけど?
当時に計画してたのはAB級180W+180WやA級50W+50WにA級30+30Wのマルチアンプ構成です。
当然チャンネルディバイダーも必須、それにプリアンプを加えると最低5台構成ですよね。
それにこれだけ電気をバカ食いするアンプだと大型のエアコンが必需品ですし電源容量も!
流石に800VAや1200VAの特注トロイダルトランスとか…
A級動作させた日にゃそれだけ熱に変わりますからね!
それとは別に気になっていたのが『プッシュプル出力トランス』 ![イメージ 3]()
管球アンプだと出力トランスは必需品ですが、DCアンプでも『プッシュプル出力トランス』。
果たしてどんな音がするんだろう…と気にはなっていたんですが、その後は話を聞かないな。
DCアンプの出力からDC成分が消え、AC成分(音声信号)のみになるから音色は良く鳴る筈だが?
別にDCアンプに出力トランスは無くても良いから、使われなかったんだろうなとは思うけど。
DCアンプに敢えて出力トランスを使用したパワーアンプの音って?
一体どんな音になるんだろうな…大変興味がありますFETアンプも!
スピーカーにとってはAC入力の方が絶対に良い筈ですけどどうかな?
今は完全にこっちの世界から遠ざかってますね(^^♪
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November 17, 2015, 5:14 am
色んな資料を収集しエンクロージャ容積の計算をやり直す…
すると私が求める特性とエンクロージャ容積が異なっている事に気付く。
現在のエンクロージャが求める特性になって無い…これは変更しないと。
予定ではパラで使用するエンクロージャ容積をシングルで使用する計画。
パラで使用するエンクロージャ容積は75ℓ、現在のエンクロージャ容積は65ℓ ![イメージ 1]()
このエンクロージャ容積なら完全密閉型でも充分実用的な低域特性が得られる筈でした。
このエンクロージャを作成した頃、ウーファは充分に鳴ってくれてましたが最近は駄目。
コーン紙がお辞儀をしてしまいましたから、その鳴りは充分とは云えません残念ながら。
ならば計画通りエンクロージャ容積を75ℓに…バスレフポートを追加してバスレフ型に。
最初からそうしておけば良かったんですけど、特性を見誤ってました。
35ℓ、55ℓ、75ℓ、120ℓと有り、55ℓと75ℓの中間で設定したんですけどね。
シングルで使用する55ℓバスレフ型エンクロージャ、現在のエンクロージャは65ℓ密閉型 ![イメージ 2]()
バスレフ型なら少なくともこれ以上の低域特性が得られた筈、当時は低音よりダンピングを優先。
それでもエンクロージャ容積を超える鳴りをしてた、これはスコーカーに選んだJBL 2105Hの実力?
実際に低域はそれ程伸びてなかったのかもしれないが、出てる雰囲気は有ったし出ていたと思う。
この辺りは当時使用していたSANSUI AU-D907のお蔭だったのかも…今のAVアンプでは無理なのか?
低域を伸ばすため10L-60Bには10DU-60Bと云うドロンコーンが有った。
75ℓのトールボーイエンクロージャに10L-60Bと10DU-60Bを収めてた。
75ℓトールボーイエンクロージャの再生周波数特性(ドロンコーン) ![イメージ 3]()
実際の低域特性ではバスレフ型エンクロージャの場合40Hz~で、ドロンコーンの場合は42Hz~位か。
55ℓバスレフ型エンクロージャと75ℓドロンコーンは似た特性なので、バスレフ型の方が効率が良い。
と云う事で75ℓのエンクロージャ容積を確保するには、現行エンクロージャ前面にバッフル板追加。
外形寸法400×700×380mm(WHD)にt21のバッフル板を追加し、400×700×401mm(WHD)に改造すれば…
内寸と内容積が従来340×640×300mm(WHD)の65.28ℓでしたが340×640×350mm(WHD)の76.16ℓに増加。
前面を一枚バッフルにする事で低域輻射を有効に、低域の量感を増やし低音が出てると感じさせる。
エンクロージャの板材はバッフル板以外総て30mm厚でバッフル板は21mm厚。
バッフル板以外総てラワン材のランバーコア合板でバッフル板はラーチ材。
バックキャビティはラワン材のt15type2でバスレフポートはφ75塩ビ管200mm。
バッフル板の材質を変えバッフルに低域を響かせる構造にする(^^♪
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November 18, 2015, 12:32 am
リハビリ中のメインスピーカーですが、スカって聴いてられない…
仕方無くBASSだけトーンコントロールを掛けてます、50Hzで+6dBだけですけど。
トーンコントロールを掛けると低音の締まりが無くなるから余り好きじゃないが。
リハビリ中なんで鳴らさない訳にはいかず、背に腹は代えられないのでBASSを。
多少でも鳴らしてれば効果は有る筈と、色々な曲で試してますがこう云った曲もね
『中森明菜/BITTER AND SWEET』1985年4月3日にワーナー・パイオニアよりリリース。 この曲がリリースされた頃、私のメインスピーカーは15inch(38cm)φ4Way洋服ダンスサイズでした。
何せスピーカー1台の設置面積が幅900mm奥行き500mmで高さは1,350mmでしたから洋服ダンスサイズ。
再生周波数帯域は25Hz~4.0kHz迄を再生可能な様にセッティングしましたので出力音圧レベルは…
ウーファが96dB/W/m、ミッドローが94dB/W/m、スコーカー95dB/W/m、トウィータは96dB/W/mでした。
内容積が600ℓ近いエンクロージャでバスレフチューニングしたから低域が出ない筈有りませんよね。
振動系等価質量(mo)が110gで、Qoが0.25と低域の特性は申し分なく、スコーカーはJBL LE5Hでした。
そのためスコーカー以外はCORALでしたが、音色はJBL SOUNDと云っても差し支えないものでしたね。
使用したスコーカーがアルニコマグネットのJBL LE5Hだったのも影響が有ったのかも知れませんが。
クロスオーバーネットワークで繋いだこれら4つのユニット、総てアッテネータ無しで繋がります。
クロスオーバーネットワークで帯域分割しただけで、それ以外の音質劣化要因は排除してあります。
そのメインスピーカーが余りに低域が出過ぎるため、ちょっと反省しました。
それでミッドローに使用してたCORAL 10L-60Bをウーファに新たに自作するが…
現状のメインスピーカーのエンクロージャ ![イメージ 2]()
作った当初は充分に低域も伸びていて、バランス的には丁度良い感じで低域不足は感じなかったが?
当時聴いてたプリメインアンプが有ればまた違ったんでしょうが、今は明らかな低域不足ですから。
他のユニットに較べウーファに力が無くなってきてるのも確か、となれば補助的手段が必要ですね。
やっぱり一番単純で効果的なのはバスレフチューニング、それにエンクロージャの改造ですけどね。
そうなると極力75ℓ程度のエンクロージャ容積を確保しなければならない。
今のエンクロージャを改造して前面に新たな全面バッフル板を追加する。
現行エンクロージャの改造案 ![イメージ 3]()
現在のバッフル板は取り外せないため、外周だけを残して内側を切り取り背板の取り付け桟にする。
背板を取り外しバッフルの前に取り付け、背面を前面にバッフル板をエンクロージャに取り付ける。
エンクロージャ容積を有効利用するため、不要な補強桟を外しバックキャビティもt15type2に変更。
新たなバッフル板は針葉樹合板(ラーチ)を使用し、適度な反響が得られる様にt21かt24を使用する。
仮にt21のバッフル板を追加すると、外形寸法400×700×380mm(WHD)が変更され前後に伸びる事に。
背面が10mm飛び出し新たなバッフル板の厚さ21mmと併せ、外形寸法が400×700×411mm(WHD)になる。
内寸と容積は従来340×640×300mm(WHD)の65.28ℓでしたが340×640×360mm(WHD)の78.336ℓに増加。
バスレフ型に改造すればバスレフポート分の容積が減るが、減った容積分以上の低域増強効果が…
主にバッフル板を追加する事で、容積を増加させバスレフチューニング。
これにより20Hz付近は同じ儘、50Hz付近で6dB/W/m増加させられる筈で…
40Hz付近迄は充分に再生可能周波数範囲、一般的には-10dB/W/mなので。
再生可能周波数範囲は35Hzになると考えられる(^^♪
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November 18, 2015, 11:50 pm
メインスピーカーの足りない低音を何とかしようと始めた改造計画!
足りない低域をバスレフ化により増強しようと描き出した改造案ですが?
計算上は足りていた筈の案が、バスレフポートによって容積を取られ…
スコーカーのバックキャビティによって、更に容積を圧迫される事に。
奥行きを延長し、バックキャビティの板厚を半分にしてバスレフポートを追加 ![イメージ 1]()
この案ではスコーカーのバックキャビティが容積不足の上、エンクロージャ容積も不足している。
とは云えAURATONE 5Cのエンクロージャ容積よりも大きいが、エンクロージャ容積が足りなくなる。
低域の増強を考えるならこの位のバスレフポートは必要、補強桟も取り外したがそれでも足りない。
スコーカーのバックキャビティは内容積を3ℓは確保したい、スコーカーを大らかに鳴らしたいから。
上記の案ではバッフル板の厚さをt21で設定し、バッフル板で鳴らそうとしてたが…
多少奥行きや重量が増えても問題無い、なのでバッフル板はt24にし強化を図る。
バックキャビティを横長にして奥行きを抑えて大容量化を図る ![イメージ 2]()
バッフル板の横幅が狭いため、バックキャビティを横型にする事でエンクロージャの容積を有効に!
ウーファによるエンクロージャの内圧が、少しでもバスレフポートに有効に働く様に空間構成する。
バッフル板の板厚を増やしたので問題は無いと思うが、欲を云えばバッフル板を補強したい処だが…
ウーファとスコーカーの間に補強桟を追加、箱鳴りを抑える工夫が必要かも…飽く迄も念のために。
単純にバスレフポートを追加するだけで済むかと思っていたがそうはいかない。
現状の変更案ではバッフル板の強度や、エンクロージャ容積も不足するかも…
更にバッフル板の補強を行い、箱鳴りを抑えた変更案 ![イメージ 3]()
構造的には非常に良いが、これが逆にエンクロージャ容積を圧迫させ…容量不足を招く事になった。
この方向の拡張ではこれが限界、これ以上はバッフル板と背板を外し、前後に拡張するしかないが?
この儘で奥行きを伸ばす事は可能だが、レイアウト上の制限が大きいためもう一つの案を考案する。
現状の側板と天板に地板は使用可能、なので90度方向転換する方向に…エンクロージャを考案する。
基本的に私の好みはバッフル面が大きい薄型、深型は余り好きじゃない。
奥行きを増やすより幅と高さを増やしたい、なので90度方向転換する案。
これにより幅が奥行きよりも4cm広くなり、レイアウトの自由度が上がった ![イメージ 4]()
同じ構成を深型で使用すると400×700×428mm(WHD)だが、薄型なら428×700×400mm(WHD)となるが。
外形寸法では28mmの違いに過ぎないが、これが内寸ではもっと大きな違いとなって表れる事になる。
内寸の場合は深型で使用すれば340×640×380mm(WHD)だが、薄型なら380×640×340mm(WHD)となる。
幅にして40mmの違いはデザインの自由度を拡げ、バックキャビティとバスレフポート配置を自由化。
これがバックキャビティの薄型化と縦配置、バスレフポート配置の自由度を高める事を可能にした。
容積にして82.688ℓを確保、バックキャビティとバスレフポートを除き75ℓのバスレフ型を実現した。
これに対し内径75mmφダクト長205mmのバスレフポートを2つ開け、共振周波数を約38Hz付近に設定。
バスレフ効果により50Hzで6dB/W/m持ち上がり、40Hzで4dB/W/m、30Hzで2dB/W/m改善する事を期待。
再生周波数帯域は低域で80dB/W/m出た辺りが下限と云えます、上限は…どうせ聴こえないからね(笑)
このウーファユニットで出来るのはここ迄、これで低域が足りなければユニット交換になりますね。
側板は他の部材より薄いが、元々他の部材が30mm厚で異常とも云えるから。
針葉樹合板(ラーチ)のt24は充分に厚いと思うんですが(^^♪
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November 19, 2015, 6:16 am
メインスピーカーの調子がイマイチなのでサブか予備にこんなのは?
プロ用だけどスタジオモニター用ウーファのリコーンキットなんてどうでしょうか?
パッシブ・スタジオモニターを買えばそれなりの価格ですけどリコーンキットなら?
4inch(10cm)φフルレンジより安価に8inch(20cm)φウーファが入手可能ですね。
CLASSIC PRO (クラシックプロ) EX10MLF ウーハー/リコーンキット 2,500円(税抜) (税込 2,700円) 予備機を作るには丁度良い?値ごろ感、適当にトウィータを付ければOK!
クロスオーバーネットワークも2.0~3.5kHzの範囲で適当に選べば問題無い。
実際の完成形がこちら、どこかで見た様なデザインですね
CLASSIC PRO (クラシックプロ) EX10M パッシブ・スタジオモニター 19,800円(税抜) (税込 21,384円) あの定番モニターに匹敵すると、発売当初より大絶賛のモニター。
癖の無いまさにモニター然としたピュアな音質と、アンプを選ばない調和性が好評の秘密です。
■スタジオモニタースピーカー
■密閉型2ウェイ
■スピーカー:20cmウーハー、2.5cmドライバー×1
■周波数特性:63Hz-20kHz
■許容入力:120W(RMS)
■インピーダンス:8Ω
■クロスオーバーポイント:3.2kHz
■コネクター:バインディングポスト、バナナプラグ対応
■効率:90dB
■サイズ:25W×42H×21.3Dcm
■重量:9kg(1本)
■2本セットでの販売です。
■フロントネット取り外し可
ウーハー/リコーンキットだけ買って、適当なトウィータと組み合わせる。
周波数特性が63Hz~で8Ω、90dB/W/mなら大概のトウィータと合いますね。
CLASSIC PRO (クラシックプロ) FB1008G ウーハー/リコーンキット 3,800円(税抜) (税込 4,104円) ■ウーハーユニット
■PAEZ用
■10" 2ウェイスピーカー×2
・インピーダンス:4Ω
・周波数特性:60Hz-20KHz
・感度:94dB
こちらもウーハー/リコーンキットだけ買って、メインスピーカーのウーファと?
取り付けられるものなら試してみても…でも同じ94dB/W/mなんで同じかもね。
CLASSIC PRO (クラシックプロ) PA10/4LF ウーハー/リコーンキット 3,000円(税抜) (税込 3,240円) ■ウーハーユニット
■PA10/4用
■8Ω
■120W
3.5inch(8cm)φや4inch(10cm)φよりも出来上がると楽しい気がしますよね。
やっぱり大きい方が完成した時の達成感も大きい様です(^^♪
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November 20, 2015, 2:41 am
メインスピーカーのエンクロージャ改造やユニット交換に際して。
実際のイメージを掴むため低域のレベルを上げた状態で試聴してみます。
バスレフ共振(40Hz)のイメージは、トーンコントロールで63Hzを+6dB↑します。
音圧レベルの高いウーファに交換した態で、グライコでウーファ帯域を+4dB↑。
想定してるのはこれ ↓ ↓ ↓ EMINENCE KAPPALITE™ 3010MB ![イメージ 1]()
デザイン的にも似てますが、外形寸法も同じなら取り付けビスの位置もほぼ同じで交換可能ですね。
似ているのはユニット固有の周波数特性曲線、こちらの方が4dB/W/m程度高いのでそれが狙いです。
現在のウーファはカタログ上、JIS箱(一辺1mの立方体)の特性は非常に良く94dB/W/m程度だった…
いざ普通のエンクロージャに収めると特性は良いものの、出力音圧レベルは90dB/W/m程度に低下。
これではウーファとスコーカの力関係が逆転します、それで仮にウーファが優位の状態を作り出す。
この状態で試聴してみて問題が無ければOK、自信を持って今後の改造に踏み切る事が出来ますから。
以前のメインスピーカ、出力音圧レベルは96dB/W/mでしたが問題は別の処に…
15inch(38cm)φのウーファを使用したため、moが110gになり低音が重くなった。
使用する予定の EMINENCE KAPPALITE™ 3010MB の周波数特性表 ![イメージ 2]()
このユニットも恐らくJIS箱に相当する、テストエンクロージャで測定してるものと考えられます。
実際に使用するエンクロージャの場合、明らかに性能低下がみられますので予めその分を織り込む。
現状のウーファが4dB/W/m減衰したので、カタログ値を4dB/W/m減衰した処を目安にユニットを選定。
カタログ値で出力音圧レベルが98dB/W/m程度、その上で出来るだけ低域が伸びた10inch(25cm)φを!
このユニットなら外観上も殆ど変わりなく、特性上でも現状ウーファの効率を4dB/W/m上げた程度。
その儘リコーン可能なユニットと云うのは魅力的、今やCORAL製品は入手困難で…代替機種は必要。
目標としているのは出力音圧レベルが96~97dB/W/m程度でフラットな特性。
バスレフ化で低域を伸ばし、中低域の量感を増してスコーカーと繋げられる事。
目標としているのはこの ↓ ↓ ↓ 特性曲線、95~96dB/W/m程度が得られれば ![イメージ 3]()
今回はウーファを代替する事が前提、スコーカーにJBL 2105Hを使用するので出力音圧レベル重視…
使用中のメインスピーカーCORAL 10L-60Bに+4dB/W/mが必要なため、最低で98dB/W/mが必須となる。
機種の定格
メーカー: EMINENCE EMINENCE EMINENCE CORAL
型番: KAPPALITE 3010MB DELTA PRO 10MR-8 DELTA PRO-12A 10L-60B
方式 10.0" Paper cone 10.0" Paper cone 12.0" Paper cone 25cmコーン型
形式 ミッドレンジ ミッドレンジ ミッドレンジ ミッドレンジ
口径: 10.0"(25cm)φ 10.0"(25cm)φ 12.0"(30cm)φ 10.0"(25cm)
振動板材質 表面加工紙 パルプ パルプ パルプ
コーン コーン コーン コーン
エッジ材質 シールドクロス クロスコーン クロスコーン ゴム製
エッジ エッジ エッジ エッジ
マグネット ネオジウム フェライト フェライト フェライト
フレーム材質 アルミダイカスト アルミダイカスト アルミダイカスト アルミダイカスト
インピーダンス 8Ω 8Ω 8Ω 8Ω
定格入力 400W 200W 400W 30W
プログラムソース 800W 400W 800W 60W
再生周波数帯域 85Hz~3.6kHz 52.7Hz~4.4kHz 52Hz - 4.5kHz 28Hz~5kHz
出力音圧レベル 98.6dB/W/m 99.8dB/W/m 99.2dB/W/m 94dB/W/m
ボイスコイル径 76mmφ 64mmφ 64mmφ 50mmφ
最低共振周波数 51Hz 53 Hz 51 Hz 28Hz
Vas 52.10 liters 61.37 liters 81.7 liters 60ℓ
Qms 6.83 6.77 7.56
Qes 0.21 0.24 0.37
Total Q(Qts) 0.20 0.23 0.35 0.33
振動系実効質量 36g 26g 48g 33g
Xmax 5.0mm 1.3mm 4.60mm
Xlim 7.5mm 4.8mm 13.7mm
有効振動半径 10.7cm
振動板有効面積 366.1cm2 355.4cm2 532.4cm2 (359.68cm2)
サイズ: 3.22kg 6.62kg 7.39kg 4.5kg
販売価格 19,800円(税抜) 15,800円(税抜) 14,800円(税抜) 14,000円(税込)
口径が10inch(25cm)φで12inch(30cm)φに肉薄してますが…数値より特性曲線が似通ってますね。
moを大きくしたくないので、振動板有効面積は魅力だが…12inch(30cm)φはやっぱり無理ですね。
再生周波数帯域ではDELTA PRO 10MR-8が良く、振動系実効質量も26gと良いが3kHzの山が気になる。
周波数特性曲線はKAPPALITE 3010MBが良く、moが36gで現行のCORAL 10L-60Bより重くなるのが問題。
Q値が低いのも理想的だが、このリスニングルームにこのユニットは大き過ぎるかも知れないけど。
全体的に見て周波数特性曲線や外観等が近く、その儘リコーン可能なKAPPALITE 3010MBが一番かな?
出力音圧レベルが高いため、スコーカーのJBL 2105H(94dB/W/m)に負ける事は無い筈ですねきっと。
現行ウーファのCORAL 10L-60B(94dB/W/m)も出力音圧レベルでは負けない筈だったのに負けてるが。
最初に取り組むのはやっぱりエンクロージャの改造になるんでしょうけどね。
トーンコントロールやグラフィックイコライザーでお茶を濁すのも限界です。
バスレフ化して低域を増強し、締まりと量感の有る低音を得るにはやっぱり…
リコーンが必要でしょう、それには費用の問題が大きいです(^^♪
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November 20, 2015, 9:02 am
シミュレーションのため、アンプ側で周波数特性を弄ったが…
想像以上にウーファが鳴ってる、63HzのBASS側トーンコントロールを上げると?
6dB/W/m上げるだけで充分な低音、低域の改善はこれだけで充分な気がする。
この程度ならバスレフ化だけで対応出来そう、ならばリコーンは不要だからね。
目標の周波数特性はこれ ↓ ↓ ↓ だったが、これだと繊細さが消えてしまうから ![イメージ 1]()
繊細な鳴りを維持した儘で、低域の量感を増すには電気的な補正は不要、ウーファ自体を鳴らせる。
バスレフポートを開け、ホルムヘルツの共鳴を使い、最低共振周波数の高インピーダンスを下げる。
これによりウーファ自体が鳴り易くなるだけで、機械的に電気抵抗を軽減させる?手法を取ります。
なので音が妙に変化する事も無く、上手くすれば最大6dB/W/m程度の改善は充分可能じゃ無いかな。
エンクロージャ容積を増加、バスレフ化する事で充分に低域の量感を改善。
実験の結果これ以上の低音は不要、トーンコントロール相当の改善を実施。
この点線で描いた特性曲線が得られれば、普通に聴く分には充分なんでしょうね ![イメージ 2]()
これは私のリスニングルームが異常に狭い事も影響してる、低域が大き過ぎると音が汚くなるから。
エンクロージャ容積を増やしバスレフ化する事に因って、音質の劣化を伴う事無く低域を改善する。
40Hz付近でポートチューニングを行う事で、40~60Hzの範囲で最大6dB/W/m程度改善が見込まれる。
6dB/W/mの改善は同一ウーファユニット2基をパラレル接続、インピーダンスが半分になった程度…
共鳴周波数付近の極めて限られた範囲になるが、低域の増強の結果としては大きな効果だと云える。
エンクロージャ容積の増加と相まって、バッフル板を拡大して輻射を増やして、低域の量感を充実。
出来るだけ少ない変更で改造を実施、エンクロージャ改造だけなら費用も廉い。
こいつを駆動してるのが壊れたAVアンプだから、イフェクトは音質を劣化させる。
結局の処、如何にしてスピーカーを鳴らすかに尽きる…要は箱とユニットの相性次第? ![イメージ 3]()
エンクロージャを一から作るのは費用が掛かり過ぎる、ならば如何にエンクロージャを改造するか。
予めエンクロージャ容積を圧迫するユニットやバックキャビティ、バスレフダクト分容積を増やし…
実質的なエンクロージャ容積を75ℓ以上確保して、エンクロージャとバスレフダクトを共鳴させる。
この時、共振周波数を38~42Hzの範囲内に設定し、最大限有効にバスレフ共鳴効果を得るためには…
極力大きめのバスレフポートを開け、バスレフダクトの容積を増加させ…低域の増強の効果を拡大。
併せてバッフル板の面積を拡大する事で、低域輻射効果による低音の量感を拡充させる効果を得る。
バスレフ効果は有効振動板面積の70%程度が望ましいと云う実験結果も有り…
かなり思い切った設計をしても、その方が望ましい結果を得られる事になる。
もう駄目になってしまったと思ったウーファの復活、これは嬉しい誤算かな?
暫くは時間の猶予が得られたから、また次の候補を探しましょう(^^♪
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November 20, 2015, 7:39 pm
旧い部材を流用、少しでもエンクロージャ容積を増やす方法を考える。
常識的にはがっちり組み合わせるのが鉄則、それでも少しでも容積を稼ぎたい。
低域の量感と低音の締まり、両方を得るにはエンクロージャ容積は重要ですね。
そのためには納得ゆくまで設計案を吟味、いろんなアイデアを捻って日々進歩。
昨日迄の案ではバッフル板と背板を外し、90度方向を変えて新たな側板で挟み込む仕様。 ![イメージ 1]()
現状のエンクロージャは外形寸法が400×700×380mm(WHD)で内寸が340×640×300mm(WHD)の65.28ℓ。
その天板と地板に側板を活かし、428×700×400mm(WHD)で内寸が380×640×340mm(WHD)の82.688ℓ。
ここ迄で一応目標のエンクロージャ容積75ℓ+バックキャビティ+バスレフダクト容積を確保出来た。
それでもなお欲が出てくるのは人の常、設置場所の高さに20mm余裕が有るし高さ方向も拡張したい。
外形寸法が160×280×115(WHD)で5.152ℓ、内寸が130×280×100mm(WHD)の3.64ℓで補強桟が0.672ℓ。
バスレフダクトの外形が80mmφでダクト長150mmが2本、約1.5ℓと他のパーツが約6ℓで7.5ℓ程度です。
普通は板材の組み方を変えてやる処だが、薄型にすると容積は75ℓ未満に減少。
これでは意味が無いので別の方法を、幸い?にも板材の厚みが30mm有るので。
地板を下に20mmはみ出させて内部空間を拡げ、内容積を増やす様に変更してみる ![イメージ 2]()
これにより外形寸法は428×720×400mm(WHD)で内寸が380×660×340mm(WHD)の85.272ℓに増加する。
側板を他の部材と同じくt30のラワン材にすれば、強度的には申し分ないが当然ながら重量は増加。
内容積が変わらないにもかかわらず、外形寸法は440×720×400mm(WHD)へと大きくなってしまう。
寸法的にはたった12mmの違いですが、問題はt30のラワン材なんて市販されていない事なんですね。
このエンクロージャを作る際、t15type2のラワン材2枚を張り合わせて作った。
今ならもっと安価で適当な部材が入手出来るから、それを使用する事にする。
充分な強度が有るとは云え、部分的に重なりが10mmになるため張り出しを上下に割り振る ![イメージ 3]()
天板と地板をそれぞれ10mmずつ張り出させ、側板できっちりと抑え込む事で強度的に全く問題無い。
バッフル板と背板の重なりもそれぞれ20mmづつあり、こちらも問題無いからこれもデザインの一部。
最近では構造用の針葉樹合板(ラーチ)が有り、t24(約21.1kg)で3,300円、t28(約24.6kg)で3,600円。
ラワンランバーコア合板で、t24(約22.1kg)で6,500円、t15type2張り合わせt30(約27kg)で7,000円。
鳴りの悪くなったウーファを外して修正し、もう一度第一線に戻してやるにはこれ位の変更は必要。
現在のエンクロージャをバスレフ型にするのは窮屈だが、65.28ℓが85.272ℓになればそれだけ余裕。
どうやって高さ方向を稼ぐか…これが課題だったんですが意外といけるもの。
部材の組み方によっては最小限の変更と、最小限の追加でいけるんですよね。
追加する部材はt24かt28の針葉樹合板(ラーチ)に、強度と価格のコスパが良い。
それでも充分な強度ですよね、これ以上重くしたくないから(^^♪
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November 21, 2015, 1:11 pm
メインスピーカーの低音不足を解消するためのトーンコントロール。
クラッシックはそれなりに聴けましたが、ジャズ系はフュージョンも駄目!
弄ってるのは低音部、BASSで63Hzを+6dBだけなんですが低音が締まらない。
100Hz以下の低音部だけ増強したいんだが、300~1,000Hz以上に迄も影響が?
やっぱりAVアンプだとその辺りが限界なんだろうか、プリメインでも同じだよね
こいつに外部スピーカーが繋げれば、比較が出来るんだが…やっぱり無理か もわっと膨らむ中音部、音色に影響して欲しくないんだけど?折角の完全密閉型エンクロージャが…
ボリュームを絞って聴けるのは良いが、モッサリとした低音…これは違います感が半端無いんです。
かと云ってDirect Stereoに切り替えると?ボリュームを上げてしまい…中高域が五月蠅いんです。
100Hz以下の低域が欲しいだけなんですが、電気的な補正では解決しない…やっぱエンクロージャ!
コスト的にはエンクロージャの改造が一番、今の音を残し低音だけ増強出来る。
経年変化で低音が出難くなっただけなので、負荷を減らし鳴って貰う様に変更。
昔から割と繊細な音が好きみたいで、ドンシャリ傾向の音は受け付けなかったからね。
以前に買ってはみたものの、低く定位する低音や軽い音色はイマイチだった…贅沢? 音の傾向としては一つ上のM無しが大らかで良かったし、逆に一つ下のNS-500も好きな音だったが…
他人の評価と個人の好みは別次元、NS-500を別のエンクロージャを作って収めると良い音になった。
それで聴いてると近所に住んでた先輩が欲しいって…仕方ないので高くない金額で譲ってあげたが?
私が気に入った音は他の人にとって良い音?この時は良く鳴る市販品を大らかに鳴る様にしただけ。
大きめのエンクロージャを作ってユニットを収めれば大概は良く鳴ります。
それに大きめのバスレフポートを開け、バスレフチューニングすればOK。
当時作成したエンクロージャ、エンクロージャ容積も大きいが…バスレフポートは巨大 ![イメージ 3]()
バスレフポートは有効振動板面積の10~20%が一般的だが、この場合ドロンコーン並のほぼ100%。
しかも折り曲げているため短い方と長い方の中間で、比較的広い範囲で緩やかな共鳴が得られた。
実際に計算してみると42.7~52.5Hzの範囲で、一般的に見ればやや高めだが充分に実用範囲内かな?
このエンクロージャに三菱ダイヤトーン P610を収めれば狙った周波数範囲にピッタリで鳴るかも。
バッフル板の面積も大きく取る事が出来たので、低域輻射も大きく低音の量感も充分に得られた。
ベースのユニットが10inch(25cm)φで2Way、1.8kHzでドームトウィータとクロスオーバーしていた。
元々定格入力よりも許容度が高く、230Wでもちゃんと振幅していたウーファが…
低域の量感を増した事で非常に良い音に、大型バスレフポートは効果絶大です。
ベースとなったスピーカーシステム、ユニットをネットワークごと移植した ![イメージ 4]()
機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:25cmコーン型
高域用:3cmドーム型
再生周波数帯域 40Hz~20kHz
クロスオーバー周波数 1.8kHz
出力音圧レベル 91dB/W/m
インピーダンス 8Ω
最大許容入力 60W
外形寸法 幅335×高さ610×奥行338mm
重量 19.3kg
アンプで変な音になるよりバスレフ効果、そのためには工数と期間が必要です。
独身時代は柵も無く、何でも直ぐに出来たんですけどね(^^♪
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November 22, 2015, 12:27 am
昔作ったビッグマウスバスレフは10inch(25cm)φ用だったので…
6.5inch(16cm)φフルレンジ用のビッグマウスバスレフを考えてみる事に。
今予備機として考えているユニット、これがどう考えても低音が出ないから。
ごく当たり前のバスレフじゃ無理っぽいし、ホーンロードも無理っぽいから。
私のリスニングルームに置けるサイズを考慮するとやっぱ6.5inch(16cm)φ止まりかな ![イメージ 1]()
大きさと重さを考慮すれば使用する材料はt15type2のラワン合板、これなら1枚約13.5kg見栄えも。
とは云えスピーカーのエンクロージャ1個に約1枚、板材だけで既に13.5kgの計算になりますからね。
サイズは外形が330×615×300mm(WHD)で内寸が300×500×270mm(WHD)の40.5ℓとバスレフポート。
これにロクハンのユニットを収めれば約40ℓ、ユニットを収めればその重量も加算され16~20kgに。
作るのはビッグマウスバスレフなので、開口面積をユニットとほぼ同じ144cm2に設定し計算します。
ポートの短い方22.5cmで62.6~51.96Hzで34.5cm(ポート折り曲げ部分)となり共振はその範囲です。
一般のバスレフ型の様な急激な共鳴は有りませんが、それなりに効きます。
普通に家庭で聴くなら2~3W程度でしょうから、特に補強材も必要無いのかも?
このエンクロージャは低音があまり伸びないユニット向け、元気なユニットだと五月蠅いかも
こんな感じで明らかに低音が出てないユニット向けのエンクロージャ 6.5inch(16cm)φフルレンジは非常に音色が良いが、明らかに低音が出ないため箱で鳴らす必要が!
とは云えそれにも限界があるため、出来るだけ有効な周波数を選択し増強…箱がユニットを鳴らす。
ドロンコーンは良いが振動板の重さが…これがエネルギーロスに繋がるため同じ効果をバスレフで。
開口部の面積を合わせる事はドロンコーンと同じだが、振動させるのは空気でホーンロードと同じ。
ホーンにはCWホーン(バックロード等)が有るが、これは幅も高さも同じもの。
ダクトスピーカーと似た効果が期待出来る、バスレフはバスレフなんだけど。
foが充分に低くて低域が充分出ている場合、これが有効かどうかは不明 ![イメージ 3]()
かまぼこ型と呼ばれ低域が減衰する特性の場合、foも高い場合が多く普通のバスレフでは難しいが。
ドロンコーン並みの開口面積なら一定の効果が狙える、昔に作ったエンクロージャは使い方が違う。
元々良く鳴ってたスピーカーだが、音質が非常にタイトで低域の量感が今一つだったため作成した。
この変更により中低域の量感が豊かになり、バッフル板の面積が広くなった事で繋がりが改善した。
このエンクロージャは6.5inch(16cm)φフルレンジ用なので繋がりは関係無いが。
バッフル板の面積が広い事は中低域の量感が豊かになり低域増強効果がある。
これも作りたいが、メインスピーカーのエンクロージャが最優先ですよね(笑)
誰か作ってみませんか…ロクハン用に丁度いいと思いますけど(^^♪
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